コラムニストの犬山紙子(月曜&火曜担当)と、アプリクリエイターの関口舞(水曜&木曜担当)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「ホメラニアン」。11月11日(月)の「ホメラニアン ホッとフォーラム Supported by 日本財団」のコーナーでは、タレント・アーティストとして幅広く活躍する草野絵美さんをゲストにお迎えしました。
【写真を見る】パーソナリティの犬山紙子(右)
犬山:本日の議題は「1億2,000万通りの“働き方改革”」。今年の4月1日から、順次施工される「働き方改革関連法」。労働環境の改善や副業の解禁により、育児や介護、起業など、自分らしい働き方、そして自由な生き方の選択が期待されています。絵美ちゃんが働き方を意識したのは、いつごろですか?
草野:21歳で出産し、子どもがいる状態で、新卒採用で広告代理店に入社しました。もう、皆とライフステージが違い過ぎて……。新卒の訓練中は“私だけ18時以降に残れない”“このままでは研修が受けられない”などの疑問がすごくありました。“私はカスタマイズされないとやっていけないんだな”とか、すごく考えました。
犬山:子どもを最初から抱えて仕事をすると、そこにはやはり不平等がある?
草野:そう。あと、“就活の気持ち悪さ”みたいなのがあって。個性がある人たちが、皆、髪を黒く染めてスーツを着て、模範解答して……というところに、すごく違和感がありました。会社に行っても、当たり障りのない人になるための訓練みたいなのがあって。それが、やっぱりちょっと変だなって思いました。
犬山:就活をするときは、どんな感じでした?
草野:ほとんど落とされました。「自分で起業したことあります」とか言うと、最終面接ぐらいまで残るんですけど。結局、「自分でやっていけるよね」みたいに言われて落とされて。最終的に、人づてにいろんな方を紹介してもらって会いに行って職を得たというか。
犬山:そっか、学生のころから起業していたんですよね。
草野:“1回起業して失敗したから、大きい会社に入ってみよう”“まずクリエイター活動をしながら、ちょっと社会を見てみよう”みたいな感じで入社したんです。でも、会社に入った後に部署が決まって。そういうのが、あんまりよくないなって思いますね。
犬山:確かに。自分がやりたいことと、働くということが一致していない現状というのを感じたりしている人は、けっこう多いと思います。
最終更新:11/15(金) 7:12
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