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安倍政権はなぜ「桜を見る会」を即座に中止したのか

11/15(金) 18:36配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月14日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。「桜を見る会」の中止について解説した。

安倍総理、来年度の「桜を見る会」中止を決定

政府は13日、総理が公費で主催する2020年度の「桜を見る会」を中止すると発表した。また、安倍総理はその後に行われた記者団とのぶら下がりのなかで、中止について「私が判断した」と発言している。

菅官房長官)さまざまなご意見があることを踏まえ、「桜を見る会」について、政府として招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討したい。予算や招待人数も含めて全般的な見直しを、幅広く意見を聞きながら行うこととし、ついては来年度の「桜を見る会」は中止することにしました。

飯田)野党は中止で済む話ではないということで、追及を続ける方針です。

鈴木)確かに中止して済む話ではありませんよね。今後も続くと思いますが、菅さんが会見で言った「招待客や仕組みも含めて見直す」ということは、その通りだと思います。ポイントなのは、いい言い方をすれば危機管理の速さです。かなり政権の火種になって来ているなかで、公費で会を催していることがありますが、法的には問題がないと見ていいと思います。

飯田)旅費も何もかも全部持ったとか、そういうわけではないですものね。

「なかったことにする」安倍政権の危機管理の特徴

鈴木)そうであれば、そこで違反になります。よく言えば危機管理、きつい言い方をすれば、なかったことにする。これが安倍政権の危機管理の特徴です。わかりやすいところで言うと、英語の民間試験です。直前まで「やる」と言っていたのですが、萩生田さんの発言が国会で問題になって来たときに、「延期します」と。昨日まで問題ないと言っていたのにと思いますが、これはある種の危機管理です。そして国会の争点から上手く外す。参議院選挙前にもありましたが、老後に2000万円の貯蓄が必要だという文書が出ました。正式なものではありませんでしたが、これもなかったことにしてしまいましたよね。そこは選挙でも最大の争点になる部分で、年金というのは野党の攻めどころですからね。今回も来年(2020年)はやらないで、議論しようと。議論するという結論は正しいのですが、危機管理上なかったことにするのが特徴として出ているなと思いました。なかったことにするのは、国会の争点化を避けることにはなりますが、本質的な解決にはなりません。

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最終更新:11/15(金) 18:36
ニッポン放送

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