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令和になっても世界最強タッグは全日本が決める…金曜8時のプロレスコラム

11/15(金) 8:03配信

スポーツ報知

 全日本プロレスの年末の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦」は令和の時代を迎えても不滅だ。11日に東京・後楽園ホールで行われた開幕戦の入場式を、今年もバルコニーから眺めたが、ここにはまだ、昭和の薫りが残っていることを実感した。

【写真】昨年大会の優勝シーン

 世界最強タッグは、77年の「世界オープンタッグ選手権」が前身で、ドリー・ファンク・ジュニアとテリー・ファンクのザ・ファンクスとアブドーラ・ザ・ブッチャーとザ・シーク組の”最凶コンビ“による優勝戦(公式戦最終試合)が盛り上がった。ブッチャーがテリーにフォークを突き刺して反則負けとなり、ファンクスが優勝。この名勝負によって、翌年から「世界最強タッグ決定リーグ戦」と改称され、以降、途切れずに、平成、令和と時代をまたいで今年で42回目を迎えた。

 現在、業界の盟主は新日本プロレスが不動のポジションで、そこで開催されている「ワールドタッグリーグ2019」でこそ、最強タッグが生まれるのかもしれない。だが、伝統という“強さ”ではどうだろう。新日本プロレスでは、1980年にMSGタッグ・リーグ戦が始まり、85年にIWGPタッグリーグ戦、86、87年はジャパンカップ争奪タッグリーグ戦。3年空いて、91年からSG(スーパー・グレード)タッグリーグ、99年からG1タッグリーグとなり、2012年からワールドタッグリーグという改称の連続で、昭和からつながっていないのだ。

 あえて、昭和とアントニオ猪木氏の歴史を引きずらなかったことで、今があるのかもしれないが、全日本プロレスは、ジャイアント馬場さん、そして契約の切れた日本テレビの歴史まで尊重している。

 開幕戦では、オープニングに「日本テレビのスポーツ行進曲」が流れた。日本テレビ「全日本プロレス中継」のテーマ曲で、ジャイアント馬場さんも入場時に使用していた。令和の全日本プロレスは、CS「GAORA SPORTS」が中継しているが、そんなことはお構いなしだ。入場式では、世界最強タッグのテーマ「オリンピア」が流れた。これもかつての日本テレビ中継の挿入曲だった。ここまで踏襲しているのだから、最初に「最強」を名乗った歴史と伝統は、簡単に手放すわけにはいかないのだ。

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最終更新:11/15(金) 12:13
スポーツ報知

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