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結木滉星「役者を一生やり続けたい」 本格忍者アクションで新境地

11/15(金) 7:00配信

クランクイン!

 ドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日)のパトレン1号/朝加圭一郎役で注目を浴びた結木滉星が、主演映画『下忍 青い影』で本格忍者アクションにチャレンジ。ワンカット長回しでの壮絶アクションにも果敢に挑み、新たな境地を切り開いた。アクション監修を務めた坂口拓からもらったうれしい言葉、転機となった『ルパパト』で得た学びなど、結木にとっての“大切な出会い”について思いを明かした。

【写真】爽やかな笑顔がまぶしい「結木滉星」撮り下ろしインタビューカット集


 幕末を舞台に、結木演じる琉球武術の使い手・尚が、愛する人々を失いながらも時代の荒波に立ち向かっていく姿を描く。結木は「単独で主演をやらせていただくのも初めてですし、プレッシャーも感じました」と大役を得て緊張していたというが、「変に力まず、共演させていただくキャストの方々にもたくさん甘えて、一緒にこの現場を楽しめたらいいなという気持ちでいました」とチームワークを大切に、現場に臨んだという。

 『ルパパト』が今年2月に最終回を迎え、「『ルパパト』が全部終わってすぐにいただいた役が、忍者。貴重な経験をたくさんさせていただきました」と気分も一新、数々のトライができたという。

 「尚は静かに、クールに戦う男。若いのに土台がしっかりとした人間だなと思いましたが、それもつらい過去があったからこそ。悲しみを強さに変えてきたような人です」と役柄を分析。「『ルパパト』の圭一郎は熱血な男でしたし、これまでもあまりクールな役は演じたことがなくて。圭一郎とは真逆のような役ですが、尚も心に秘めているものはとても熱いものがある。ぜひそういった面も感じてほしい」と力強く語る。

 大きな見どころとなるのが迫力の忍者アクションで、華麗な身のこなしを披露している。小学1年から高校まで続けたサッカーの経験もあり、「運動神経は悪くない方だと思います」と話す彼だが、「剣や釵でのアクションは初めて。練習の最初の頃は、竹刀も重く感じましたし、ちょっと振るだけでも筋肉痛になってしまって。でも徐々に様になっていくのが実感できて、すごく楽しかったです」とニッコリ。


 支えとなったのは、アクションの指導、監修を務めた坂口拓の存在だ。「拓さんに初めて会ったときは、オーラに驚きました。拓さんはいつも、殺陣をつけてくださった後に“全部忘れろ”と言うんです。“体は勝手に動くから”と。そう言われた瞬間に、こちらはグッと緊張するんですよね。今思えば、それがリアルで血の通ったアクションにつながっているのかなと感じます」。

 とりわけ、敵を次から次へとなぎ倒していく7分に及ぶクライマックスのアクションシーンは、ワンカット長回しで撮影されたこともあり、臨場感たっぷり。結木は撮影直前に「ワンカットで行く」と聞いたそうで、「びっくりしましたよ! 不安でした」と戸惑ったことを告白。

 しかしながら、「本番の緊張感もハンパなかった。それだけにOKが出たときの達成感はものすごかったです。3回撮影しましたが、完成した本編には1回目のテイクが使われています。スタッフさんや僕のリアルな緊張感が映し出されていると思います」と充実感をにじませ、「拓さんから、“お前はアクションの才能がある”という言葉をいただいて。ものすごくうれしかったですし、これからの力になる気がしています」とさらなる未来を見つめる。

 役者として、ますます活躍が期待される24歳。坂口と結んだ絆のように、これまでもたくさんの出会いが自らの背中を押してくれた。

 「舞台で鈴勝(鈴木勝秀)さんとご一緒させていただいて、役者の仕事というのはどういうものなのかを教えていただいた。また『ルパパト』との出会いも、大きなものです。『ルパパト』の現場は学校のようで、いろいろなことをイチから教えてくれる。そんな場所で、同世代のみんなと切磋琢磨(せっさたくま)し合って、濃い時間を過ごすことができた。仲間であり、一役者としてはライバル。これからも刺激し合っていくんじゃないかなと思います」と得たものは限りない。

 「役者を一生やり続けたい。今は大河ドラマに出ることが夢です!」と目を輝かせる結木滉星に注目だ。(取材・文・成田おり枝 写真:高野広美)

 映画『下忍 青い影』は公開中。

最終更新:11/15(金) 7:00
クランクイン!

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