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顔認証システム導入で診察予約券のダフ屋を排除、北京市の病院

11/15(金) 20:00配信

CNS(China News Service)

【CNS】病院の診察予約券を不法に販売する「号販子(Haofanzi)」と呼ばれるダフ屋が、病院内に侵入すると警戒システムが作動し、自動的にアラームを鳴らす――北京市ではダフ屋との戦いのなかで、24の病院が顔認証システムを導入した。

 北京市衛生健康委員会は、医療サービスの弱点とされる問題について「20項目の重点任務」を定め、今年の7月22日から10月31日までの期間に「医療サービス改善の百日運動」を実施し、初歩的な成功を収めたことを明らかにした。「20項目の重点任務」は、患者が医療サービスを受けるなかでの心配や苦痛に関連している。

 各医療機構では、医療サービスの流れを改善、予約や診察の待ち時間を短縮してきた。現在、予約時間の正確度を誤差30分まで短縮した病院は70を超え、多くの病院で診察費や入院費の支払いはモバイル決済が可能になった。検査結果や診察結果のオンライン提供の実現で、自院で制作した診察券を廃止し、身分証明書や医療保険カードを用いて直接診療申し込みが可能になった病院も少なくない。

 従来、無痛胃カメラなどの検査の予約周期は患者から批判を浴びてきた。予約だけで半年待ちは当たり前だった。「百日運動」のなかで、多くの検査項目の予約周期は顕著に短縮された。無痛胃カメラ検査を行う67の病院で、予約周期が3か月を超える10病院では平均で28.5%短縮した。MRI検査を行う病院の平均予約周期は7日間まで短縮された。

 顔認証技術は多くの病院で採用されている。北大医院、人民医院、朝陽医院などの6病院では、患者が診療申し込みをする際に顔認証システムを採用、北京協和医院、北医三院、朝陽医院など24の病院では、診察予約券のダフ屋対策として顔認証システムを採用した。

 そのほか、病院内の駐車場も診察効率を悪化させるボトルネックだ。現在、各医療機構の院内駐車は改善され、50を超える3級病院の駐車場はセルフスキャン対応となっており、60を超える病院ではモバイル決済に対応しており、20の病院ではETCによる自動引き落としも可能だ。

 衛生健康委によると、北京市では、医療サービス改善の百日運動をテーマとする交流会を開催し、各医療機構間で互いに切磋琢磨し、サービス改善を継続していき、重点的に改善が必要な問題については、多様な対策を講じていくとしている。(c)CNS-北京日報/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

最終更新:11/15(金) 20:00
CNS(China News Service)

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