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巨人・原監督 サプライズ出馬でもFA美馬獲り失敗で“造反”斬りへ

11/16(土) 16:40配信

東スポWeb

 まさかのアタック失敗だ。巨人が楽天からFA宣言していた美馬学投手(33)の獲得を正式に断念し、ロッテ入りが決定的となった。原監督が電撃出馬する最強カードを切りながら、巨人の“お家芸”とも言うべきFA獲得競争に敗れた代償は大きい。敗因を巡って球団内では交渉過程で一部の巨人関係者による“造反行為”があったと受け止められており、事実だとすれば粛清は必至。本社がある東京・大手町に嵐の気配が漂っている。

 意中の人を射止められなかった。巨人にとって先発陣の充実は大きな課題の一つ。今季2桁勝利を挙げたのは15勝の山口と11勝の菅野だけで、白羽の矢を立てたのが直近4年間で規定投球回に3度到達した美馬だった。

 右腕を巡っては宣言残留を容認した楽天、ロッテ、ヤクルトとの間で争奪戦が勃発。巨人は3年5億円程度の条件を提示し、13日の4度目の交渉では原監督がサプライズ出馬した。指揮官が交渉の席に着いたのは巨人だけで、原監督は「簡単に言えば『ジャイアンツで一緒にやろう』ということ」と熱意を伝えていた。

 そもそも、原監督自らが出向いたのは2006年の小笠原や昨年の丸ぐらいのもの。FA市場の大物に限られ、過去の例に照らせば年俸Bランクの美馬と直接交渉すること自体が破格の扱いだった。

 しかし、15日になって交渉役だった大塚球団副代表編成担当のもとへ美馬から正式な断りが…。原監督もキャンプ地の宮崎から帰京する際、美馬のロッテ移籍が決定的と報じられたことを受けて「まあ、しょうがない。縁がなかったと。後ろ向きなことを言ってもしょうがない」と語った。

 本人が決断した以上、巨人としても美馬獲りを断念せざるを得ない。ただ、事後処理は荒れ模様となりそうだ。

「美馬選手との交渉が難航したのは、巨人に携わる一部の人間による“裏切り行為”があったと言われています。もちろん、監督の耳にも『〇〇が巨人に不利益になる情報を流した』との話が入っていて、強い不快感を持っているようです。事実関係は定かではありませんが、事実だとすれば厳重な処罰の対象となることは間違いないでしょうね」(球団関係者)

 振り返れば、原監督は出馬したその足で宮崎に戻った際に「監督としてキチンと伝える方が『誤解』なくというかね。それが一つの選択の材料になるんであれば」と意味深な言葉も残していた。不意に発した「誤解」とは、周囲から吹き込まれた“不利益情報”を拭うことだったのか…。

 いずれにせよ、身内に足を引っ張られてFA交渉がご破算となったのであれば、厳罰は避けられない。球団内が不穏な空気に包まれている。

最終更新:11/16(土) 16:42
東スポWeb

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