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侍ジャパンの“次女”がアジア連覇、想定外を知り成長したJK侍

11/16(土) 6:06配信

スポーツ報知

◆第2回BFA女子野球アジア杯 ▽決勝 日本2―1台湾(15日・中国広東省中山市・熊猫記念野球場)

 女子野球アジア杯に18歳以下の高校生チームで出場した侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」が15日、決勝で台湾を破り、17年の第1回大会に続く連覇を達成した。日本は高校生でもアジアのトップレベルにあることを証明した。

 ここまで5戦すべて4回コールド勝ちと圧倒的な実力を持つ日本は3回、2死から2四球で塁を埋めると、小櫃莉央=花咲徳栄=の「何とかつなげようと思った」という左翼線二塁打で2点を先制。先発の小野寺佳奈=クラーク記念国際仙台=は4回に押し出しで1点を失うが、6回から登板した左川楓=福知山成美が=最後まで守り切った。小櫃は大会MVPに選ばれた。

 プレミア12を戦うトップチームより一足はやく頂点に立った侍ジャパンの“次女”。長野恵利子監督(45)は「重圧の中、よく抑えた。ドキドキしましたが最高です」とナインをたたえ、「この勢いがトップチームにも届けば」と“きょうだい優勝”を期待した。

 今年の女子高校野球選抜大会・選手権大会・ユース大会で全国の頂点に立った神戸弘陵や作新学院、福井工大福井などから選ばれた20人は、奥川恭伸=星稜=や佐々木朗希=大船渡=と同世代。全員が国際大会が初めてだったが、1次ラウンドのパキスタン戦ではあまりの力の差に、途中から攻撃の手をゆるめアウトになるようにという運営側からのプレッシャーを受ける“洗礼”に戸惑った。長野監督は「想定外を想定内に、これが国際大会」と納得させたが、「一生懸命やっているのに怒られる。私も胸が苦しかった」と振り返る。指揮官は、いつか女子野球のレベルが世界的に上がり、こういう野球をしないで済む時代がくることを期待して、ナインを「肝心な試合(決勝)で暴れまくってな」と鼓舞した。

 この日は暴れまくるほどではなかったが、この大会初めて規定の7イニングを、3年にとっては高校最後の試合を戦い抜いた。6試合の総得点110に対して失点はわずか計4点。「志が一緒の子が集まって、こんな幸せなことはないでしょうね。私も指導者冥利につきます」。自身は26歳で初代表に選ばれたという指揮官。この年代で世界の現状を知り、想定外を体験できる日本の女子野球の発展を肌で感じながら、修学旅行に来たかのようにはしゃぎまくるナインに何度も胴上げされた。

 ◆第2回BFA女子野球アジア杯 日本とインド、パキスタン、中国、台湾、韓国、香港、フィリピンが参加し、9日から中国・広東省中山市で開催。日本は決勝までインド(16―0)、パキスタン(38―0)、中国(20―0)、台湾(16―1)、フィリピン(18―2)と、いずれもコールド勝ちした。来年行われる第9回WBSC女子野球W杯(開催場所、日程未定)のアジア予選も兼ねた。第1回大会は17年9月に香港で行われ、U18で戦った日本は全勝で優勝した。

最終更新:11/16(土) 6:06
スポーツ報知

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