ここから本文です

白樺学園、初出場初勝利 直球で攻めたエースに戸出監督「100点」

11/17(日) 9:04配信

スポーツ報知

◆明治神宮野球大会第2日 ▽高校の部2回戦 白樺学園4―3国士舘(16日、神宮)

 高校の部2回戦で、白樺学園が国士舘(東京地区代表)に4―3で初出場初勝利、4強入りを決めた。エース右腕・片山楽生(らいく、2年)が完投こそ逃すも8回1/3、3失点と力投すれば、同点の7回には3番・宮浦柚基二塁手(同)が勝ち越しの2点三塁打と寮の同部屋コンビが活躍。昨年の札幌大谷と同じ相手を撃破し“Vロード”再現を狙う。大学の部ではきょう17日、東海大札幌(札幌6大学)が慶大(東京6大学)との2回戦に臨む。

 1点差に迫られた最終回、2死一、二塁の大ピンチ。痛烈なライナーを川波瑛平左翼手(2年)が飛び上がって捉えると、顔をこわばらせていた白樺学園ベンチにようやく笑顔が広がった。初出場初勝利の立役者は3失点粘投(自責2)のエース・片山。「苦しい中で接戦をモノにできた。勝利に直結する仕事こそ投手の面白さなので」。完投目前の9回1死でマウンドを譲り一塁に回ったが、仲間の祝福に端正な顔を崩した。

 “ホーム”東京代表の国士舘相手に、堂々の投球を見せた。片山は4試合登板で防御率6・05に終わった全道大会を「変化球に頼って逃げていた」と反省。直球中心で攻め、初回の2者連続三振から一気に流れに乗った。最速142キロの直球は、この日130キロ後半が中心。回転量を増やしたことで相手のバットを振らせ、当たった打球もフライに仕留めた。全道大会後に、周囲の助言からフォームを変更。右膝の動かし方などを工夫したことでスピン量が格段にアップ。中盤以降は打ち気をそらす持ち味のスライダーも増やし相手を惑わせた。打者34人に116球を投げ、許した安打はわずか6。大舞台でよみがえったエースを、戸出直樹監督(44)も「100点満点」と称賛した。

 片山の力投に仲間も奮起した。4回に2点を先制。一度は同点とされるも、7回1死一、二塁から3番・宮浦が決勝の右越え2点三塁打を放ち、勝負を決めた。片山とは別の中学だったが、3年時の軟式十勝選抜でバッテリーを組んだ間柄。全国での活躍を誓いそろって進んだ白樺学園では寮が同部屋となり、励まし合ってきた。宮浦は「あいつの頑張りに応えたかった」と盟友との勝利を喜んだ。

 国士舘を倒しての4強入りは、偶然にも昨年初出場初優勝を飾った札幌大谷と同じ。音更共栄中3年時に全中4強を経験した片山にとっては、勝ち上がれば当時戦った選手と再戦の可能性も増えていく。「昨年は北海道も全国で優勝できるんだと教えてもらった。僕たちもチャレンジャー精神で立ち向かうだけ」。ひとつ歴史を塗り替えたナインが、Vロードを突き進む。(川上 大志)

最終更新:11/18(月) 9:41
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事