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天理、県3位から下克上 視力0・1以下の瀬が5打点の活躍「うれしかった」

11/17(日) 8:03配信

スポーツ報知

◆明治神宮野球大会第2日 ▽2回戦 天理8―6仙台育英(16日・神宮)

 メガネをかけた天理の瀬(せ)が躍動した。4回、先制2ランを左翼席に運ぶと、5―5と追いつかれて迎えた7回2死満塁は決勝の3点三塁打だ。大阪桐蔭との近畿大会決勝に続く2戦連発。「うれしかったので、一周するのがめちゃくちゃ速かった。こんなに打ったんか」と、3安打5打点で11年ぶりの勝利に貢献した。

 「視力が0・1もない」ため、小学4年の頃からメガネを愛用する。練習用と試合用を使い分け、6回の三塁内野安打で一塁にヘッドスライディングした際も、メガネは外れなかった。「家族以外は聞いたことがない」という、ひらがな一文字の名字も際立つ個性。プロ野球の近鉄などでプレーした中村良二監督(51)は「技術はないけど、思い切りがいい。迷いなく振る」と褒めた。

 5年前の初戦で敗れた仙台育英に雪辱。高崎健康福祉大高崎と明徳義塾に続いて、県3位から勝ち上がった全3校が白星を挙げた。プロ野球ではソフトバンクがパ・リーグ2位から日本一になり、米大リーグでもナショナルズがワイルドカードから世界一になった2019年。近畿大会で履正社、大阪桐蔭を撃破してきた天理が、神宮でも下克上の主役になる。(伊井 亮一)

 ◆瀬 千皓(せ・ちひろ)2003年6月11日、奈良・生駒市生まれ。16歳。あすか野小2年時に軟式の「あすか野ファイターズ」で野球を始め、上(かみ)中ではボーイズリーグの「生駒ボーイズ」でプレー。天理では1年秋からベンチ入りする。目標の選手はソフトバンクの柳田。178センチ、76キロ。右投右打。

最終更新:11/18(月) 9:43
スポーツ報知

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