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「#韓国人になりたい」女子で大ブームのなぜ?

11/16(土) 10:21配信

ニュースイッチ

 韓国発の化粧品(韓国コスメ)が存在感を強めている。若者中心のブームかと思われたが、機能性や目を引くパッケージもあいまって愛用者は幅広い世代に広がっている。インスタグラムで「#韓国コスメ」と検索すると160万件以上の投稿がヒットする。さらに「#kbeauty」と検索すれば世界中から投稿された300万件以上がヒット、日本のみならず世界中に広がっている。なぜいま日本でブームが起きているのか。

韓国経済、さらに減速。「中国依存」限界か

 東方神起やKARAなどの「韓流アイドルブーム」のあった2011年ごろ、日本で大きな韓国コスメブームが訪れた。「BBクリーム」や「シートマスク」などが人気になり、カタツムリエキスなど個性的な成分を使っていることも話題を呼んだ。

 その後一旦はブームが落ち着いたものの、支持者が入れ替わりSNSを中心に若者の間で再度人気が高まっている。

 そもそも若い世代ではファッションやグルメ、ライフスタイルなども含めて韓国の人気が高まっていることも、韓国コスメ躍進の背景にある。インスタグラムではハングルを使ったタグや「#韓国人と繋がりたい」「#韓国人になりたい」が数万単位で投稿されている。韓国人のメイクは「オルチャンメイク」と呼ばれ支持を集めている。

「見た目」と「機能」

 韓国コスメにはいわゆる“SNS映え”するパッケージが多いことも特徴で、拡散され目にとまることもプロモーションに一役買っている。不二家の「ペコちゃん」や「ポケットモンスター」など企業やキャラクターとのコラボレーションもさかんに行われている。

 日本最大のコスメ・化粧品口コミサイト「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイルの原田彩子氏は、「日本もバブル期には『気持ちを高める』ためにメイクをし、見栄えの良いパッケージのコスメを持ちたいという消費者が多かったが、不景気が続いたこともあり近年では機能やコストパフォーマンスで勝負する傾向が続いていた。そんな中で『映える』パッケージやSNSで世界観を打ち出した韓国コスメが消費者の心を掴んだのではないか」と分析する。

 そして機能性では、従来はなかった「クッションファンデーション」(※1)、「ティントリップ」(※2)などの新技術を取り入れた製品を投入し話題を呼んでいる。「韓国コスメメーカーは『発想のおもしろさ』が特徴です。メイクをする時のストレスや我慢を解消するようなコスメが、若者だけでなく30代以上の子育てや仕事が忙しい世代にも好評なようです」(原田氏)。

 スキンケア分野では医療分野の知識を取り入れた「ドクターズコスメ」やアンチエイジング製品が多いことや、韓国メイクのトレンドである「水光肌」(水にぬれて光るようなツヤがある肌)が30代以上のニーズに合致することも人気を後押ししているようだ。

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最終更新:11/16(土) 11:01
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