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徳光さん、デストロイヤーさんへ捧げた弔辞全文…11・15「ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト」

11/16(土) 11:55配信

スポーツ報知

◆追悼セレモニー

 今年3月7日に88歳で亡くなった日米で覆面レスラーとして活躍した“白覆面の魔王”ザ・デストロイヤーさん(本名・リチャード・ベイヤー)の追悼興行「ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に」が15日、東京・大田区総合体育館で行われた。

【写真】馬場さんと激闘を展開したデストロイヤーさん

 第3試合終了後に「ザ・デストロイヤー追悼セレモニー~白覆面の魔王よ永遠に~」がリング上で行われた。セレモニーでは、フリーアナウンサーの徳光和夫氏(78)が代表して弔辞を読み上げた。

 以下は徳光さんの弔辞全文

◆「私が一番会いたかったのはあなたでした」

 今年、平成最後の2月19日。ジャイアント馬場没20年追悼試合の日。ブッチャーにマスカラス兄弟に、そしてドリー・ファンク・ジュニアに数十年ぶりに会うことができました。しかし、その場に当然いなければならない白覆面のあなたの雄姿を見ることができませんでした。

 息子さんが日本語で「父は今、歩けない。車イス状態なので来日できず申し訳ありません」と報告してくれました。あの日、私が一番会いたかったのはあなたでした。

 そして、その数か月後、悲報が届きました。ショックでした。

 息子のカート君からも、もっと詳細を聞いて病状をもう少し知ることができていたなら、会いに行けたかもしれません。悔しさがこみ上げ、その日はあなたと一緒にグラスを交わしたバーボンを飲みながら涙が止まりませんでした。

 デストロイヤーさん、あなたは、大変、魅力的な人でした。

 我が国のテレビの普及はプロレスが負うところが大きいと言われております。敗戦国として打ちひしがれておりました国民を勇気づけたのはプロレスの力道山でした。

 当時のテレビ中継で江本アナウンサーは「五尺七寸五分力道山が六尺四寸の大男マイク・シャープを胸よりも高く差し上げマットにたたきつけております。日本男児の強さは、健在であります。観客はもちろん、国民の目にも涙。私も泣いております。力道山強し」

 その強い力道山が苦戦を強いたこともあるレスラー、ザ・デストロイヤー。白覆面の魔王の4の字固めは強烈なインパクトを日本列島に与えました。

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最終更新:11/16(土) 11:55
スポーツ報知

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