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プロがレポート。渋野日向子「まさかの予選落ち」の裏側

11/16(土) 19:02配信

みんなのゴルフダイジェスト

賞金女王争いを繰り広げる渋野日向子。「伊藤園レディス」の二日目はまさかの予選落ちの結果に。現地で取材するプロゴルファー・中村修のレポートをお届け。

1アンダーの36位タイでスタートした渋野選手は、今日は六車日那乃選手、吉澤柚月選手というアマチュア高校生2人とのペアリング。
「自分より若い選手と回ることは少ないので楽しみ」と、勢いのある若手と刺激しあってのビッグスコアを期待していたファンも多いと思います。

実際、4,5、6番と序盤から3連続バーディを奪って、「しぶこチャージ」が期待できそうな滑り出しでしたが、続く7番の短いパー3でボギーを打ってしまいます。右奥に切られたピンに突っ込みたいところがショートし、そこからのアプローチをオーバーし下りのパットを外すボギーは、せっかくつかみかけた流れを逃してしまう痛恨のミスでした。

今日の渋野選手は、ショットもパットも決して不調ではなかったのですが、ショットをピン近くに乗せても難しいラインのパットが残るケースが多く、欲しいところでバーディが獲れない展開が続きました。

本来であればマネジメントしながら、下りの2メートルよりも上りの4メートルといったように意図的に狙いやすいラインを残すなどの工夫をすることで流れを作っていきまが、今年の渋野選手はあえてピンを避けるようなマネジメントをしていません。ピンを狙い攻めることが最大のテーマでもあり、グリーンを外して難しいアプローチやパットが残るのも承知の上です。

その経験が必要な技術を高めることにつながります。昨日は難しい状況からフェースを開いてスピンで止めるアプローチも成功させ成長ぶりを見せてくれています。今後の成長のためにそれはとても重要なことなのですが、シーズン終盤で予選落ちにつながることになったのは織り込み済みとはいえ残念です。

7番のボギー以来パーを重ねてきましたが折り返して後半の11番ホールに落とし穴が待っていました。2打目を左ピンの左側という難しいエリアに外してしまい、そこからアプローチを寄せ切れず、さらに1.5メートルのパーパットを外し、傾斜で止まらずに4メートルオーバー。返しのボギーパットも入らず痛恨のダボ。

ロープ内の近いところから見ていましたが、ピン位置は左奥のピンでいわゆる”誘いピン”で左に外すと難しい位置でした。ややつま先上がりのライから打った2打目のささいなミスが大きな代償となりとても悔やまれます。ハンドダウンで構えるためにつま先上がりは左へ曲がりやすいとも言えます。終了後の会見では

「2打目も3打目もどうにかなったし、結局は自分のせい」と、もう少しどうにかできなかったのかと振り返りました。

その後は苦しいパーパットをねじ込むなど根性で耐え、17番ホールでは2打目をピン横2.5メートルのいいラインにつけてバーディを奪うなど奮闘します。しかし、18番でティショットがフェアウェイ右サイドの2本の木の間に飛び、ラッキーにも前は空いていたものの、5番アイアンで低く打ちだし花道から乗せにいったショットがわずかに右にズレてバンカー。30ヤード近い距離のあるバンカーショットを3メートル弱につけますが、そのパーパットを外してボギーフィニッシュとなりました。

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最終更新:11/16(土) 19:56
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