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熊本駅、駐車場どこ? 新幹線口の立体閉鎖→白川口に新設 JR周知も浸透せず

11/17(日) 14:07配信

熊本日日新聞

 JR熊本駅(熊本市西区)周辺の再開発に伴い、今年3月に新幹線口(西口)の立体駐車場(570台)が閉鎖され、新幹線利用者が駐車場探しに苦労している。白川口(東口)の近くには2月、ほぼ同規模の立体駐車場(530台)が開設されたが、位置が分かりづらく、閉鎖された新幹線口の立体駐車場跡地横の小さな駐車場(110台)に集中するためだ。

 JR九州が駅周辺で運営する駐車場は、白川口と、4月に開設された跡地横のほか、昨年6月に開設された南側駐車場(120台)があり、計760台分が確保されている。

 跡地横駐車場に集中する原因は新幹線口側にあるため、「近い」という利用者の思い込みがあるようだ。

 逆に白川口の立体駐車場は、駅前の県道沿いのホテルなどの裏側にあたりドライバーから見えにくく、「遠い」印象が強いらしい。

 しかし、両駐車場から新幹線改札口まで歩いてみると、いずれも約3分で変わらない。

 このため、JR九州は、みどりの窓口で案内図を配布したり、白川口の広場に約2・5メートル四方の案内を掲示したりと、あの手この手で周知を図っている。

 跡地横に止めた大学生の富永優維[ゆい]さん(22)=同市東区=は「収容台数は少ないけど、新幹線利用には便利だと思って…。10分ほど待って、やっと止められた」と話す。

 白川口の立体駐車場に止めた保育士の堤留美子さん(56)=同市中央区=も「本当は跡地横に止めたいが、いつも満車なので、こっちに止めました。ここは余裕があり、止められない不安はない」とメリットを指摘する。

 2人に共通したのは、「場所が分かりにくいため、駅周辺に白川口の立体駐車場へ誘導する案内表示がもっと必要だ」との意見だった。

 駅周辺には、ホテルや複合映画館が入る「熊本駅ビル」(2021年春開業予定)などが建設中。新幹線口と白川口にそれぞれ800台収容の立体駐車場も建設予定だ。

 同社は「再開発の過渡期で不便をおかけしているが、規模の大きな白川口の立体駐車場が利用しやすくなるよう、今後も周知を徹底したい」としている。(丸山宗一郎)

(2019年11月17日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:11/17(日) 14:07
熊本日日新聞

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