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陸に上がった巨大フェリー「さんふらわあ きりしま」 水面下には「動くヒレ」があった

11/17(日) 15:01配信

乗りものニュース

「さんふらわあ きりしま」初のドック入り

 2019年10月、フェリー「さんふらわあ きりしま」の巨体が“上陸”しました。

 場所は、瀬戸内海に面した広島県尾道市のジャパン マリンユナイテッド(JMU)因島(いんのしま)工場。2018年9月に同名船の2代目として大阪~志布志(鹿児島)航路へ就航して以来、初となる「ドック入り(入渠)」しての大掛かりな検査・補修を実施するため、因島へやって来たものです。

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「さんふらわあ きりしま」が入渠(にゅうきょ)したのは、JMU因島工場にある3つのドックのうち、長さ260m、幅56.76m、深さ8.54mと最も大きな「3号ドック」。水のないそのドックに、全長192m、幅27m、1万3500総トンで旅客定員709名、大型トラック121台&乗用車140台を積載可能という「さんふらわあ きりしま」が、すっぽりと収まっています。

 ドックの上から見るその姿も、普段見かけるフェリーとは大きく違う姿で、インパクトがありましたが、10mほど下になるドックの底へ降りると、その衝撃はさらにアップ。普段は見えない船の喫水線から下の部分が丸裸で、眼前に“そびえる”巨体を前に、しばし口を半開きにして見上げてしまいました。

 ちなみにその船内は、1階から8階まであります。

ドックの底にいた魚

 ドックの底へ降りたとき、ちらほら小魚がいることに気づきました。

 入渠は、海水で満たされたドックへ海から船を入れたのち、ドックと海を“壁”で仕切って、ドック内からポンプで海水を排出して行います。小魚はこのとき入り込んでしまったもの。水を抜いて“上陸”させるのも、水を入れて“進水”させるのも、およそ4~5時間を要するといいます。

 なおJMUの因島工場は、おもに船舶の修理をしている場所で、波が穏やか、四季を通して温和な気候、降水量が少ないと、船舶の修理工場としては理想的な立地とのこと。こうしたフェリーのほか貨物船、海上自衛隊の護衛艦なども、メンテナンスなどのため入渠するそうです。

 ちなみに、この「さんふらわあ きりしま」は、横浜市にあるJMUの磯子工場で建造されました。

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最終更新:11/22(金) 12:38
乗りものニュース

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