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ソフトバンク対決 東北福祉大ドラ3投げ、打席に東海大ドラ2 明治神宮野球大会大学の部

11/17(日) 8:03配信

西日本スポーツ

 ◆明治神宮野球1回戦 東海大9xー8東北福祉大(16日・神宮)

 福岡ソフトバンクからドラフト3位で指名された東北福祉大(東北)の津森宥紀投手(21)が16日、明治神宮野球大会の大学の部、東海大(関東2)との1回戦で圧巻の投球を披露した。7回から登板すると、最速146キロの直球を軸に2回2/3を無安打6奪三振。9回は同じ福岡ソフトバンクからドラフト2位で指名された東海大の4番、海野隆司捕手(22)を手元で動く快速球で驚かせた。最後は自らの失策も絡んでサヨナラ負けを喫したが、大学最後となった試合で将来性の豊かさを感じさせた。

【写真】サヨナラ負けし、肩を落とす津森

 秋の神宮で「ソフトバンク対決」が実現した。同点の9回1死二塁。ドラフト3位で指名された津森はマウンドに立ち、同2位で指名された東海大の4番海野を打席に迎えた。結果は力ない三ゴロ。一塁手の失策で出塁を許したが、投手としては“完勝”だった。

 「球が速いし、動く。真っすぐを待っていたのに差し込まれた」。手元で動く145キロに圧倒された海野は素直に口にした。試合は9回に1イニング4失策の東北福祉大が8-9でサヨナラ負け。最後は津森の失策で走者が生還したが、改めて豊かな将来性を感じさせた。

 7回から4番手で登板し、2回2/3を無安打6奪三振。右横手からの最速146キロの速球に切れのあるスライダーも交え、7回2死からは4者連続三振もマークした。大学日本代表でバッテリーを組んだこともある海野との対戦は「楽しみました」と振り返った。

 「今年の春先に調子を崩したけど、だいぶ取り戻せました」。大学最後の大会は無念の初戦敗退に終わったが、津森は今後へ向けた手応えを口にした。特に海野を驚かせた打者の手元で動く速球は威力十分。次のステージでも大きな武器になる可能性は十分だ。

 プロでは「新兵器」が生まれる可能性もある。7回の先頭打者から空振り三振を奪った1球だ。低めへの140キロはバットをかいくぐるように鋭く曲がって落ちた。この日は偶然の産物ではあったが、真っすぐと同じ握りから投じる“ナチュラルシンカー”だ。

 「ストレートを投げようとしたら無意識のうちにボールが指から抜けてシンカーのような軌道になった。時々ああいう球がいくんです。意識して操れれば、武器になるんですけど…」。この球を意図して操れるようになれば、球威抜群のくせ球をさらに生かせる。

 試合後の津森はすぐに視線を前に向けた。プロの世界に飛び込んだ後は「1年目から海野と1軍でバッテリーを組みたいですね」と力を込めた。大学でしのぎを削ったライバルと、同じユニホームを着ての共闘を誓った。 (長浜幸治)

西日本スポーツ

最終更新:11/17(日) 9:51
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