ここから本文です

「滞納してる携帯料金を払いたい」不審に思った店員が… ファミマ3人に感謝状

11/17(日) 6:20配信

沖縄タイムス

 沖縄県石垣市の八重山署(島尻重美署長)は8日、特殊詐欺被害をコンビニ窓口で未然に防いだとして、「ファミリーマート石垣新栄店」のパート店員の女性3人に感謝状を贈った。70代の男性客が電子マネー30万円分を買い求めたことを不審に思い、連携して事情を聴いて説得に当たり、速やかな通報につなげた。

【写真】石垣島で目撃された謎の発光体 円盤状で「鳥肌」

 ◆電子マネー30万円分

 3人は、フロア担当の伊良部牧子さん(50)とレジ担当の小嶺知子さん(34)、前竹奈緒美さん(37)。

 先月下旬の昼すぎ、男性が携帯電話で会話をしながら入店し、現金自動預払機(ATM)に直行。その後、慌てた様子で店員に目当ての電子マネーの売り場を尋ね、1枚5万円分を6枚手に取りレジへ。伊良部さんらは声を掛け、再考を促したが男性は聞き入れず、決済した。

 男性は昨年10月から滞納している携帯電話料金を支払いたいと話したという。ただ毎月の使用料は1万円とも語り、30万円の金額と大きな開きがあるため、伊良部さんらは異常を確信した。

 ◆駐車場でも説得続ける

 駐車場の車に戻った男性はなおも携帯電話で会話を続け、落ち着かない様子。小嶺さん、前竹さんも交代で説得に加わる中、伊良部さんが警察に通報し、事なきを得た。

 同署で表彰を受けた伊良部さんは「男性は電話で逐一指示を仰いでいる様子だった。相手のことを信じ切っていて、巧妙にだまされるものだと驚いた。今後もお客さんを見守るとともに、地域密着の店舗として役割を果たしていきたい」と喜んだ。

 小嶺さんは「すごくうれしい。表彰を機に、常に注意を欠かさず売り場を見ていきたい」、前竹さんは「返金された時の男性の顔が忘れられない。今にも泣きそうだった」と誇らしく語った。

 島尻署長は「3人が連携して説得・通報した結果、被害を未然に防ぐことができた。引き続きお客が特殊詐欺に遭わないよう積極的な声掛けをお願いしたい」と感謝した。 

最終更新:11/17(日) 6:31
沖縄タイムス

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事