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ジャムコ、国交省に再発防止策 背景に現場任せの問題解決

11/18(月) 11:22配信

Aviation Wire

 今年8月に国土交通省航空局(JCAB)と同省東京航空局から業務改善命令を受けた航空機内装品大手のジャムコ(7408)は、再発防止策を提出した。

 ジャムコでは、外注部門の社員が委託先担当者の複製印鑑を保有し、押印漏れや誤記修正が必要な部品表に代わりに押印していた。また、製造を委託した部品の検査を2015年8月24日から9月3日にまでの11日間にわたり、無資格の検査員訓練生が実施していたことが、国交省が今年1月から7月にかけて複数回実施した立入検査で明らかになった。

 国交省は再発防止策を9月17日までに提出するよう求めていたが、ジャムコによると、第三者による特別調査委員会の調査が当時継続中であったことと、10月17日にその調査報告書を受領したことから、11月12日に再発防止策を提出したという。

 再発防止策として、安全意識の再徹底やコンプライアンス教育の実施、安全管理体制の抜本的な見直し、業務実施体制の抜本的な見直しなどを報告した。問題が起きた背景については、経営層が現場の状況を理解しておらず、問題の対応を現場任せにしていたり、納期優先で安全意識とコンプライアンス意識が低下していた点などを挙げた。

 ジャムコでは、ボーイングやエアバスの機体向けにギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)を製造しているほか、787やA350向けのシートも製造。全日本空輸(ANA/NH)のA380や777-300ER新仕様機の国際線ファーストクラス、JALのA350-900の国内線ファーストクラスも、ジャムコがシートを製造している。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:11/18(月) 11:22
Aviation Wire

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