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『ハイスコアガールII』神OP再び…「エモい」「アニメ完結に向かう切なさを感じられる」 新体制・sora tob sakanaに聞く

11/18(月) 11:18配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

TVアニメ『ハイスコアガール』のOPテーマ「New Stranger」で注目を浴びたsora tob sakana。前作に引き続き、現在放送中のTVアニメ『ハイスコアガールII』でもオープニングを担当することになった彼女たちに、現体制になって以降のことや、ニューシングル「flash」収録曲について、彼女たちの思うことやレコーデイングの背景などを聞いた。

【画像】TVアニメ『ハイスコアガール?』sora tob sakanaに聞く

取材・文 / 南波一海

今から4人のときのダンスとか歌割りでやってって言われても絶対にできない(笑)
ーー 3人編成になったのが今年の5月からで、まだ半年も経っていないんですよね(※取材時)。

山崎 愛 あら、そうなんだ。

寺口夏花 それくらいしかやってなかったんだね。

山崎 もっと経ってると思ってた。

ーー というくらい濃密な時間を過ごしてきたということなんでしょうね。

神崎風花 そうですね。逆に今から4人のときのダンスとか歌割りでやってって言われても絶対にできない(笑)。
※「神崎風花」の「崎」は、たつさきが正式表記

ーー 今では馴染んでいると。3人になった当初はどうでした?

山崎 ボロッボロだったよね(笑)。

寺口 3人になるから一人ひとりの役割が増えるじゃないですか。あとは、元々歌っていたけど歌わなくなったところもあって。

ーー 1人分を割り振るだけじゃなくて、歌割り自体が大きく変わった曲もある。

寺口 そうです。それが結構大変でした。本当は歌わないパートなのに歌っちゃうときがあったり。

神崎 それもやっていくうちに慣れていって。

山崎 まだたまに歌っちゃうけど(笑)。

ーー 今年の夏は初の東名阪ツアーがありました。手応えはいかがでしたか?

寺口 地方に行くのはあまり多いわけではなかったので、どこかに行くということ自体が楽しかったです。

神崎 単独のツアーだから、VJや照明をつけて、ちゃんとした形でsora tob sakanaを見てもらいたくて。いつも東京でやっているものを同じように各地でできたのはすごくよかったです。3月にリリースしたアルバム『World Fragment Tour』に入っている楽曲を初披露する場面もたくさんあったし、3人にもなったし、新しいsora tob sakanaを見せられたんじゃないかなと思います。

ーー 3人になって初のシングル「ささやかな祝祭」が7月にリリースされ、11月にニューシングル「flash」がリリースされます。今作リリース前の10月には「流星の行方」を配信限定で発表されました。すごいペースで曲が増えていってますよね。

寺口 たしかに! すごい増えてる。まだライブでお披露目できていない曲も全然あるので追いつけないですね。

神崎 新曲が出たらまた追いつかなくなっちゃう(笑)。

寺口 「流星の行方」はスマホゲーム『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』の主題歌なんですけど、曲の入りから冒険が始まりそうな雰囲気がすごくいい感じなので聴いてほしいです。

アニメの完結に向けての切なさを感じられる「flash」

ーー ニューシングル「flash」の収録曲について聞かせてください。表題曲はTVアニメ『ハイスコアガールII」のOPテーマですね。

神崎 めっちゃ好きです。サビはすごく疾走感と勢いがあって、フルで聴くと2番から切ない感じになっていくんですよね。ちょっとエモいというか、アニメの完結に向けての切なさを感じられるのがすごいなって思います。

山崎 前作に引き続き担当できてうれしいです。私たちでいいのか?って思います。

寺口 うれしいよね。自分たちの曲が流れるのって不思議な気持ちなんです。

神崎 予告のめちゃくちゃいいところで流れるんですけど、鳥肌が立ちました。

山崎 ピコピコ音がうまく楽曲に入っているなと思います。最初はピコピコした音を音楽に入れるイメージがなかったのでびっくりしました。

寺口 後半の“数え切れないほど何度も”のところが3拍子になってて、そこがすごく好きです。聴いてて心地良い感じがするので。

ーー この曲はライブで披露しているんですよね。手応えとしてはいかがでしょう?

山崎 まだ踊りに必死で……間違えないようにしないとっていう思いでやってます(笑)。

寺口 お披露目がバンドセットのときだったのもあって、いっぱいいっぱいで。

山崎 激しくて細かい振り付けなんです。

神崎 振り付けはすごく難しいよね。今までと違って、ただキレを出すのではなく、今まで以上にお足の先までのびやかに表現するように先生に指導されました。

ーー ちなみに皆さんは『ハイスコアガール』で推しのキャラはいますか?

山崎 うわー、決められない! ひとりとかじゃなくて、みんなが絡まってる感じが好きなんです。登場人物同士にすごく不思議な間のある感じが好きです。

神崎 私は矢口(春雄)くんです。ちょっととぼけてて恋愛に疎い感じなんだけど、でもゲームがすごい好きで。なにかに集中している人がすごく好きなので、そのギャップがかわいいなって思います。

寺口 私はじいやが好きです。いいキャラしてるなっていつも思うんですよね(笑)。普通に轢いちゃうところとかすごい好きです(笑)。

アニメ映画『パプリカ』をイメージした「パレードがはじまる」
ーー 続いて「パレードがはじまる」。バンドサウンドの印象があるsora tob sakanaですが、また違うアプローチですよね。

山崎 めっちゃかっこいい! サビの全部が好きです。そもそも私は“パレード”という単語が好きなのでいいなと。パレードってすごい楽しそうなイメージありませんか? この曲は、楽しそうなのに、背後に若干黒っぽい何かがありそうな感じが好きなんです。ドキドキしちゃうんですよね。

神崎 私も愛ちゃんと同じで、ただ楽しいパレードじゃなくて、ちょっと狂った世界でいろんなものがごちゃ混ぜになって踊ってるイメージがあるんですよね。

ーー 曲をもらうとき、あるいはレコーディングのときにプロデューサーの照井順政さんとどんな会話がなされるんですか?

寺口 普段はあんまりないです。

神崎 ただこの曲は、私が歌ってるときにアニメ映画の『パプリカ』っていう映画をイメージしたって言っていて。私もそう思っていたんですよ! たまたま前日にその映画を観ていて、なんだこの狂った映画はって思っていたんです。それが照井さんの口から出てきたのでタイムリーでした。そういうふうに、アニメ作品とかを挙げてこういうイメージでって言ってくれることはたまにあります。

山崎 私はあんまり話したりしないかな。

神崎 1曲ごとに来るんじゃなくてAメロだけ送られてきたりとか、いつもバタバタしてるんですよ(笑)。

山崎 レコーディングする当日のその場で、「今、歌詞送ったから見て」みたいな。

ーー それは本当にバタバタだ!

神崎 なので、レコーディングのときにこういうふうに歌ってみてとか部分的に言われることはあるんですけど、この曲はこういうイメージの曲ですって話すことはあまりないですね。いろんな曲の部分ごとに送られすぎて、この曲は全体ではどんな感じだっけ? ってなることもあります。

寺口 完成形を聴くまでわからない(笑)。

ーー 安定したリリースペースの背景にはこんな裏事情が(笑)。

神崎 ほかがどうなのかわからないんですけど、そのやり方で曲ができるのは逆にすごいなって思います(笑)。

ーー メンバーのほうからこういうことがしたいとリクエストすることはあるのでしょうか?

神崎 言ったことないです。照井さんの曲が普通に好きなので、そういうことを考えたこともなかったです。

山崎 いつも「これが良い」って思うので。でも、歌ってて音程が低すぎて出なかったりすると、こっちに合わせてちょっとだけ変えてくれたりすることはあります。

神崎 メンバーの歌える大体の音域をわかってくれているから、ここ出ないからこっちって書き換えたりしてるのを見たことはあります。

ーー なるほど。活動を続けるなかで声の高さは変わりました? 昔の曲を歌うときにちょっと高いなとか思ったりすることはあるのかなと。

寺口 ありますあります。高いなって。

ーー そういうときはどうするんですか?

一同 頑張る!

ーー ですよね(笑)。音域的には最近の曲のほうが歌いやすい?

山崎 はい。でも、曲が難しくなっていくんですよ。「パレードがはじまる」はまだライブでやってないんですけど、やばいです。

寺口 どうしよう。(前作の)「ささやかな祝祭」のカップリングもまだやってない曲があるしね。

ーー お披露目される日を楽しみにしています(笑)。

ツアーが終わったばかりなのでまだなにもわかんないです(笑)
ーー 3曲目が「踊り子たち」。sora tob sakanaらしいと言いますか、変わったリズムアプローチで。

神崎 溶けちゃいそうな柔らかい感じ。どこか懐かしさもある曲ですよね。

寺口 霧の中でもやもやしている情景が浮かび上がる感じだなって思います。

山崎 最後のサビで、“ああ”って言うんですけど、そこが本当にああ~!ってなります(笑)。ストーンって撃たれた感じというか……うまく言えないんですけど、聴いててもめっちゃいい感じだと思います。

神崎 愛ちゃんの言ったところから最後までが曲のクライマックスっていう感じがしてすごくいいんですよね。“忘れるさ”っていう歌詞があるんですけど、“〇〇さ”っていうのが好きで。照井さんに「ふうちゃんは“さ”が合うよね」って言われたりもするので、ここはお気に入りです。

山崎 歌うのはめちゃめちゃ難しかったです。いい曲だとは思うんですけど……歌えるかどうかは別!

寺口 たしかに。私たちそういう曲結構多いよね。自分たちで歌うんじゃなくて、聴いてたいです。

ーー 歌ってください(笑)。

山崎 ライブでやるには……慣れですね(笑)。披露できるギリギリのところくらいまで頑張って、あとはもう慣れるしかない。

神崎 でも、このペースでリリースできるのはうれしいよね。絶え間なくリリースできているのがすごすぎる。

寺口 毎回毎回、わー!ってなってはいるんですけどね(笑)。これからもこのペースでいけたらいいなと思ってます。

ーー 最後に、皆さんは今後の展望みたいなものはあるんですか?

寺口 ……特に。

ーー 特に(笑)。

寺口 ツアーが終わったばかりなのでまだなにもわかんないです(笑)。

ーー では、これをやってみたいというのは。

寺口 東北とか九州のほうにまだ行ったことがないので行ってみたいです。

神崎 『ダンまち』や『ハイスコアガール』は主題歌を担当することがなかったら知らなかった作品なので、素直に観る側として面白いアニメに出会えるのが楽しくて。アニメとかゲームが好きなので、またタイアップとかに携わりたいなって思います。

山崎 この感じで調子良くいけたらいいなって。できるところまでいけたらいいですね。

リリース情報

sora tob sakana
flash
3rd Single
TVアニメ『ハイスコアガールII』OPテーマ
2019年11月13日発売

sora tob sakanaオフィシャルサイト
https://soratobsakana.tokyo/

TVアニメ『ハイスコアガールII』オフィシャルサイト
http://hi-score-girl.com/

『ハイスコアガールII』神OP再び…「エモい」「アニメ完結に向かう切なさを感じられる」 新体制・sora tob sakanaに聞くは、【es】エンタメステーションへ。

最終更新:11/18(月) 11:18
M-ON!Press(エムオンプレス)

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