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ヤフーとLINEはなぜ提携したのか? 2トップの川邊氏と出澤氏が語る

11/18(月) 22:55配信

ITmedia Mobile

 既報の通り、11月18日に、ヤフーを子会社に持つZホールディングス(ZHD)とLINEが経営統合の基本合意を発表した。同日17時に緊急記者会見を開き、ZHDの川邊健太郎社長と、LINEの出澤剛社長が経営統合の狙いを説明した。

今後のスケジュール

 経営統合の立て付けは、ZHDとLINEが統合会社(ZHD)を設立し、その下にヤフーとLINEを100%子会社の兄弟会社として傘下に収める。両社は「対等の経営統合」であることを強調し、川邊氏は2020年10月を目標とする統合完了に向けて「対等の精神に基づいて相談をしながら進めていきたい」と話す。新たなZHDでは川邊氏が社長、Co-CEOを務め、Co-CEOの出澤氏と共同体制で運営する。

GAFAや中国企業に対する危機感があった

 なぜ2社はタッグを組むことになったのか。そのきっかけとなったのが、ヤフーとLINEは年に1回ほど設けていたという、経営陣による情報交換の会合だった。出澤氏は「川邊さんから毎年、大きいことを一緒にしようとおっしゃっていただいたが、具体化には至らなかった。しかし“思うところ”があり、一緒に進めましょうとなった」と経緯を説明する。川邊氏によると、2018年までは「一緒にやろうというオファーを出しても(出澤氏に)笑って済まされていた」が、2019年からLINE側の反応が変わり、6月ごろから「広い範囲で検討しよう」(出澤氏)と話が進んだという。

 では、なぜ2019年に風向きが変わったのか。先述した出澤氏の“思うところ”とは、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)や中国企業をはじめとする海外勢力に対する危機感があったという。「ネット産業は国をまたいで働けるので、優秀な人材やお金、データ、全てが強いところに集約してしまう。強いところはもっと強くなり、差がどんどん膨らんでいく。現状、残念ながら、ZHDとLINEが一緒になっても、時価総額、営業利益、研究開発、従業員数で桁違いの差がついている」と出澤氏は危機感を抱く。

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最終更新:11/18(月) 22:55
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