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子どもへの金銭教育は早め早めをすすめるワケ

11/18(月) 10:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもがいるご家庭では、年々、教育費の負担をひしひしと感じていらっしゃることでしょう。文部科学省の方針によって、小学校から英語やプログラミングが必修になる予定ですから、家庭では対応できず、習い事が増えていることも一因かもしれません。いくら3歳から5歳までの幼児教育が無償になったとしても、今後も教育費の負担が家庭にのしかかってくる現状は変わらないことが予想されます。今後、教育費を準備するには、単に節約だけでは太刀打ちできません。ここはぜひ将来を見据えて、教育費という費用に対する意識を子どもに持たせるために、少しでも早く子どもへの金銭教育を考えてみませんか。

今の子どもにごまかしはきかない

ある子ども雑誌の付録が売れているそうです。コンビニのATMや回転ずし屋など、単に作ることを楽しむだけではなく、モーターなどによって実際に動くという本格的な工作となっています。この工作のATMで驚くのは、おもちゃのお札を入れられるだけでなく、実際のお金も出し入れできることです。銀行やコンビニのATMの前でお金に触ろうとして、お母さんに怒られているお子さまを見かけることがあります。子どもにとっては、見慣れているものの触らせてもらえない憧れの機械に触れられるという、感動ものの体験となっていることが人気の理由でしょう。

小さいうちから、スマホやタブレットなどに触れられる環境の子どもたちには、「これは触ってはダメ」「これは大きくなったらね」などの一時的なごまかしがききにくくなっています。おもちゃのお金でごまかされてくれる時期はとても短いのです。ダメなら「なぜか」を話し、できるだけ本物を「早めに触らせて失敗させる」実体験が必要になってくるのです。

お金の概念を持たせることが大事

お金の専門家であるFPとしては、できるだけ早い時期に、子どもにお金の概念を持たせることがとても大事なことだと思っているのですが、子どもに小さい頃からお金を使わせているというご家庭にお会いすることは多くありません。ただ、子どもがお金だと意識せず、何気なく使っていることはよくあるでしょう。交通系のICカードを改札で使わせていたり、同様に、交通系ICカードを使ってコンビニでお菓子を買ったりするのはよく見かける光景です。「ピッ」と接触させる行為は、今の子どもにとって、「物を買う」のに必要な自然な行為です。ただ、子どもにとって、お金を払っているという感覚に結びついていないことが問題なのだと言えます。

以前、笑い話として聞いたことがあるかもしれませんが、家でお金がないと言ったお母さんに、「駅に行けばお金がATMから出てくるよ」と教えてくれた幼児の話があります。これは今や笑い話ではありません。どこのご家庭でも起こり得る会話であることが怖いのです。切符を見たことがない子どももいます。ピッと接触させるだけの行いは、お金は機械から出てくるもので、親が働いた対価であるという一番大事な点が感じられません。なくなればいくらでも湧いて出てくるわけではありません。こういうお金の概念がわからなければ、親への感謝も素直に湧きませんし、働いて初めてお金を受け取れるという実感がないことから、「お金は大事なもの」「大事に工夫して使おう」という意識は育ちにくくなります。

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最終更新:11/18(月) 10:20
ベネッセ 教育情報サイト

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