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サーキット走行も爽快!新型「ヤリス」でさらに鮮明になったトヨタの本気

11/18(月) 7:01配信

&GP

「トヨタ、どうしちゃったの!?」。そんな言葉が思わず口から漏れ出るくらい、サーキットでのプロトタイプの走りは想定外だった。

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トヨタ自動車は2020年2月、新しいコンパクトカー「ヤリス」を発売する。新しい、といっても、正確にはこれまで「ヴィッツ」と呼ばれていたモデルがフルモデルチェンジを機に、車名を変えるのだ。

実は、ヴィッツと呼ばれていたのは日本市場だけであり、日本以外のマーケットでは、これまでもヤリスを名乗っていた。つまり、今回のフルモデルチェンジを機に、日本での車名も世界統一のネーミングに合わせたのである。

WRCでの知見を車体や足回りの開発に活かした

新型ヤリスのボディサイズは、全長3940mm、全幅1695mm、全高1500mmとアナウンスされている。昨今、クルマのフルモデルチェンジでは、ボディサイズの拡大が当たり前、という状況になっているが、新型ヤリスの全長は現行ヴィッツより5mm短く、大型化を避けている。それでいてホイールベースは、2550mmと実に40mmも延長。さらにルーフ高を30mm低くするとともに、乗員を低く座らせることで、約10mmの低重心化も実現した。結果、室内(特にリアシート)は狭くなったが、それよりも走行性能を高められるパッケージングを重視したのである。

それを示すように、新型ヤリスは開発キーワードのひとつに“ひとクラス上の走り”を掲げ、クラスを超えた走りの質を追求したという。

プラットフォームは完全新設計。“口の字”状に骨格を連結して固める“環状構造”をフロントの隔壁やリアゲート周り、そして、フロントのドア開口部周りに採用するなど、剛性アップを徹底することで、現行ヴィッツ比でねじり剛性は30%アップしている。優れた走りには強固なボディが不可欠だが、まずはそこからしっかりと作り込んできたのだ。ヤリスは世界を転戦しながら公道最速の座を争うWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、2019年シーズンもドライバーズタイトルを獲得しているが、新型はそこでの知見を活かし、車体やサスペンションを磨き上げたという。

新型ヤリスに用意されるパワーユニットはいずれも3気筒で、1リッターと1.5リッターの自然吸気ガソリンエンジンと、1.5リッター3気筒にモーターを組み合わせたハイブリッド仕様の3タイプ。1リッター3気筒は現行ヴィッツに積まれるそれを大幅改良したものだが、1.5リッターエンジンやハイブリッドユニットは、完全なる新開発となる。

このように新型ヤリスへのフルモデルチェンジは、プラットフォームやパワーユニットなど、クルマのほぼすべてのメカニズムを刷新するという、かなり力の入ったものであることがうかがえる。

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最終更新:11/18(月) 7:01
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