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親も楽しみにしていた幼稚園行事が続々…多様化した家庭に配慮した「似顔絵」中止にガッカリ

11/18(月) 12:00配信

ファンファン福岡

 家族が増えると、何かと行事ごとが増えていきます。年中行事もその1つです。子どもの節句にはじまり、父の日、母の日が身近なものになります。もちろん敬老の日も欠かせません。そんな私たちに起きた思いがけない出来事とは?

 現在10歳の長女が幼稚園に通っていた頃は、「父の日」にパパの似顔絵、「母の日」にママの似顔絵を、大きな画用紙に描いて持って帰ってくれました。「敬老の日」には、似顔絵はもちろんのこと、祖父母対象の参観までありました。

 その参観日では、こま回しや竹とんぼ、お手玉といった「昔遊び」を孫と一緒にして、じいじとばあばは大盛り上がり。最後には園児からの合唱「百歳のうた」のプレゼントがあったりと、至れり尽くせりです。

 「百歳のうた」は私もこのとき初めて聞きましたが、歌詞がなかなかにじいじとばあばのハートを打ち抜く内容なのです。当時の祖父母参観は、遠方から駆け付けるじいじ、ばあばもいて、運動会並みに混雑する人気行事でした。

 1年後、3つ年下の次女が、上の子と同じ幼稚園に入れ替わりで入園することになりました。長女が小学校に入ってからは、父の日の似顔絵を描く機会がなくなってしまったこともあって、旦那は次女が描く「パパの似顔絵」をとても楽しみにしている様子でした。

 しかし、次女は父の日が過ぎても一向に似顔絵を持って帰ってきません。待つのが我慢できなくなったのか、旦那が次女に「父の日の似顔絵は?」と聞いたところ「ないよ」の一言。そういえば、母の日の似顔絵も無かったなあ、と私はその時初めて気付きました。

 幼稚園のお迎えのとき、先生に聞いてみると、「似顔絵なくなったんです…」と申し訳なさそうな顔をされてしまいました。その様子を見ていたママ友が私に教えてくれたのですが、その理由を聞いて、なるほど! 最近の多様化した家庭環境に配慮した背景があるというのです。

 シングルマザーやシングルファーザーも珍しくない時代。子どもに悲しい思いをさせないようにしているとのことでした。その流れで「敬老の日」のイベントもなくなってしまったようです。昔遊びは、祖父母の代わりに地元の自治会やPTA役員が一緒にすることになっていました。

 旦那は歴代の似顔絵を部屋に貼り、それが毎年増えるのを楽しみにしていたようで、事の次第を話すと「時代なのかな…でもさみしいな」と心底がっかりしていました。わが家のじいじとばあばも、孫が描いた絵ならチラシの裏でも取っておきたいタイプ。祖父母参観も毎年楽しみにしていたので、こちらもがっかり。秋は敬老参観と運動会で「うれしい忙しさ」を楽しんでいたらしく、デジカメまで新調していました。

 いたたまれなくなった私は、わが子に似顔絵を自宅で描かせることに。そんな私が気づいたことは「子どもは気分が乗らないと、きちんと絵を描いてくれない」ということでした。なんとか懸命にわが子の気分を盛り上げて似顔絵を描いてもらい…そんな苦労のかいがあって、似顔絵のプレゼントはとても喜んでもらえました。

最終更新:11/18(月) 12:00
ファンファン福岡

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