ここから本文です

「事件を二度と繰り返さない」...通学路の子ども見守る“新たな武器“ アプリの活用進む奈良市

11/18(月) 18:43配信

MBSニュース

奈良市で小学1年生だった女子児童が誘拐・殺害された事件から11月17日で15年が経ちました。児童が通っていた小学校では、地域の大人による子ども達の見守り活動が続けられていますが、人手不足を補うため“アプリ”を駆使した新システムが導入されました。

15年前の2004年11月17日、奈良市の小学1年生だった有山楓ちゃん(当時7)は、学校からの帰宅途中に新聞配達員の男に誘拐され、殺害されました。
「事件を二度と繰り返さない」と、楓ちゃんが通っていた富雄北小学校では、事件後に集団登下校が始まり、通学路には常に地域のボランティアや保護者など数十人が立ち、子ども達を見守り続けています。

見守り活動を15年続ける飯塚晃弘さん(83)は、こう話します。

「最初は後悔だった、なんでこんなことになってしまったのかと。供養ですよ。楓ちゃんが犠牲になって、それがベースになってこういうことが根付いてきている。」(飯塚晃弘さん)

楓ちゃんの父親・茂樹さんも、17日に公表した手記で次のように綴っています。

【有山楓ちゃんの父親・茂樹さんの手記より一部抜粋】
「未来ある大切な命を守るために、警察や行政、保護者や地域ボランティアの方々により活動が継続されています。その取り組みを子どもたちが感じ取り、自分自身の命を守る行動を意識することによって安全・安心な社会が実現されると思います。これからも子ども達の笑顔が絶えない社会であることを心より願います。」

一方、新たな課題も生じています。かつてベッドタウンだったこの地域も住民の高齢化が進み、15年前は約250人いたボランティアは約170人にまで減りました。さらに…

「(児童数は)今600人くらい、2年後には400人くらいになると言われている。大幅に子どもが少なくなっている。そうすると保護者も減ってきて、見守りが難しくなっている。」(飯塚晃弘さん)

こうした中、奈良市は『ICタグ』を活用した見守りシステムを導入しています。

1/2ページ

最終更新:11/18(月) 18:43
MBSニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事