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名越左源太は地域の宝 奄美市名瀬・小宿でフォーラム

11/18(月) 13:10配信

南海日日新聞

 幕末期の奄美大島を記した地誌「南島雑話」著者の名越左源太について学ぶフォーラムが17日、鹿児島県奄美市名瀬の小宿小学校であった。名越の謫居跡が現在も残る小宿町内会が主催。山田良一会長(64)はフォーラム後、「左源太は地域に眠る宝。その遺徳をしのびつつ、功績を顕彰し地域の活性化にもつなげていきたい」と話した。

 名越は1820年生まれ。薩摩藩の上級藩士だったが、藩の後継者を巡るお家騒動で50年に奄美大島の小宿村(現在の小宿)に島流しにされた。薩摩に帰還するまでの5年間で記した南島雑話は奄美の自然や文化などを多く取り上げ、当時を知る重要な史料とされている。

 フォーラムには約150人が来場。奄美博物館の高梨修館長や学芸員らが▽「南島雑話」とその時代背景▽「南島雑話」入門▽名越左源太と小宿村の人びと▽小宿今昔(約80年前の小宿)▽「南島雑話」に描かれている奄美大島の自然―などについてそれぞれ報告した。

 高梨館長は名越と小宿の人々との交流について説明。数人のゆかりの人物を紹介し、「心温まる交流をしていたことが手紙の内容などから推察できる」と話した。

 「南島雑話」などに描かれたアマミノクロウサギやモダマなど動植物の挿絵についての解説もあった。

 来年は名越の生誕200年で、小宿に住んで170年の節目。山田会長は「奄美博物館とも連携して今後もイベントなどを考えていきたい」と話した。

奄美の南海日日新聞

最終更新:11/18(月) 13:10
南海日日新聞

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