ここから本文です

【現地報告】どうなる?日韓GSOMIA…“ほほ笑みの国”で苦しむ韓国

11/18(月) 21:20配信

FNN.jpプライムオンライン

日韓防衛相会談も「進展なし」

国同士が防衛上の機密を共有する際に第三国への流出を防ぐために結ぶ協定「GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)」。一方的に韓国が日本に破棄を通告し、その失効が6日後に迫った11月17日、“ほほ笑みの国”タイ・バンコクで河野大臣と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相による日韓防衛相会談が開かれた。

【画像】「国防よりも外交で…」韓国・国防相もさじ投げる?

GSOMIA破棄直前の担当閣僚による会談は当初より注目を集めていた。しかし直前の15日、韓国・ソウルで文在寅大統領がアメリカのエスパー国防長官との会談の中で「日本とは軍事情報の共有はしがたい」と言い放ったことで「事態の打開は難しいのでは…」という雰囲気が現地・バンコクにいる記者たちの中にも漂っていた。実際、私自身もその一人だった。ある日本の防衛省関係者も「韓国はもはや意地になっている」と指摘するほどだ。

そして注目?の会談だったが、「進展なし」という結論に終わった。
会談後の鄭国防相の会見を聞けば納得だった。下記は会見の要旨だ。

・日本側は「とにかく引き続き(GSOMIAを)維持していくことを望む」と言った
・(河野大臣に対して)「日本による輸出管理の見直しが理由で、安全保障上の信頼が傷つき、終了決定の措置をするしかなかった」と言った
・「国防分野の話よりは、外交的に解かなければならない部分があるので、うまく解決できるように努力してほしい」と要請した

韓国・国防相さじ投げた?「国防よりも外交で…」

「国防分野の話よりは、外交的に解かなければならない部分があるので…」
これまで国会答弁などで「GSOMIAは必要」と訴えてきた鄭国防相だが、上記の発言は、国防を担う閣僚でありながら、いわば、担当は韓国大統領府であり「自分ではどうにもできない」と“さじを投げた”ともとれるだろう。

確かに韓国側はGSOMIA破棄決定の理由を「日本の輸出管理の見直し」としている。韓国としては日本側が見直しを撤回しない限り、GSOMIAの破棄決定を撤回することはないと繰り返し主張しているので、輸出管理の担当外である鄭国防相からすれば「それは外交で…」と言わざるを得ないのだろう。そうなれば防衛相同士の会談でGSOMIAをめぐる議論に進展が望めるはずもない。

河野大臣も会談後の会見で「韓国側が日米韓の連携が必要だという認識は一致しているのであるならば、韓国側は賢明な対応を取る必要がある、と申し上げた」と明らかにし、あくまで対応をとるのは韓国側だと強調した。

その後、開かれたアメリカのエスパー国防長官を交えた日米韓3か国の会談でも、韓国はアメリカから破棄の撤回を促されたが、結局議論は平行線をたどった。

1/2ページ

最終更新:11/19(火) 13:09
FNN.jpプライムオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事