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壮絶乱打戦!最大4点ビハインド4被弾から中京大中京サヨナラ 殊勲打の中嶌「何ができるか全員考えた」

11/18(月) 22:32配信

中日スポーツ

◇18日 明治神宮野球大会高校の部 準決勝 中京大中京 10x-9 天理(神宮球場)

 中京大中京(愛知)が天理(奈良)に10―9でサヨナラ勝ちし、初優勝に王手をかけた。20日の決勝で、高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦する。

 ベンチのナインが一斉に飛び出した。9―9の9回2死満塁。中京大中京の2番・中嶌優内野手(2年)が、天理の2番手左腕・吉岡のスライダーに食らい付いた。打球は一、二塁間を抜け、三塁走者の桑垣が生還。伏兵の自身初のサヨナラ打で、乱戦に決着をつけた。

 「ベンチは明るい雰囲気ではなかった。でも、『負ける』ではなく、何ができるかを、みんなが考えていた。それが結果につながった」と中嶌。

 先発左腕の松島、リリーフのエース・高橋宏が、1回から6回まで毎回失点する大乱調。9イニング中7イニングで失点し、4本塁打を浴びた。最大4点のビハインドも、8回にひっくり返したが、9回2死、2ストライクから高橋宏が同点被弾。そんなジェットコースターのような展開に、3安打4打点の中嶌がけりをつけた。

 高橋源一郎監督(40)は「何を考えているか、さっぱり分からない。宇宙人のよう」と中嶌を評する。だが、毎朝5時30分に三重県朝日町の自宅を出発し、朝練習に参加する努力家だ。

 「好機は得意じゃないので、できれば(1番の西村)友哉で決めてほしかった。恥ずかしい」。報道陣に囲まれ、「緊張する」と何度も漏らす照れ屋の活躍が、敗色濃厚だったチームを救った。

 春夏の甲子園で全国最多11度の優勝を誇る中京大中京も、明治神宮大会の優勝はない。「きょうも通過点」と中嶌。決勝の相手は高崎健康福祉大高崎。往年の立て襟のユニホームに戻した名門が、伝統の力で秋の頂点に立つ。

最終更新:11/18(月) 22:32
中日スポーツ

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