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日本、液体フッ化水素も輸出許可、WTO提訴に備え布石?

11/18(月) 8:22配信

ハンギョレ新聞

半導体の主要材料制限品目を承認 明日2回目の二国間協議に加え GSOMIA終了問題も影響か

 日本政府が7月に輸出規制を発表した3つの主要材料のうち、半導体材料の液体フッ化水素の輸出を許可した。

 産業通商資源部の関係者は17日、ハンギョレの電話取材に対し「業界への確認の結果、液化フッ化水素2件に対する日本政府の輸出承認を確認した」と明かした。これでフォトレジスト(PR)、フッ素ポリイミド(FPI)、フッ化水素と、日本政府が輸出を制限した3種類の化学材料品目のうち、唯一閉ざされていた液体フッ化水素の輸入も限定的ではあるが可能になった。日本は輸出規制の発表後、8月初めにフォトレジストの一部の輸出を許可し、同月末には気体フッ化水素、9月にはフッ素ポリイミドも搬出を承認した。これらの品目は半導体とディスプレイ生産に欠かせない主要材料だ。フッ化水素についてはサムスン電子、SKハイニックスなどが注文した物量のうち、輸出規制の発表後は相当部分を書類の不備などを理由に差し戻してきた日本政府が、明確な説明もなく立場を変えた背景について様々な解釈が出ている。

 韓国政府が日本の輸出規制措置を世界貿易機関(WTO)に提訴した中、今月19日に韓日両政府は2度目の二国間協議を行う。これを控え、日本政府が8月末に韓国をホワイト国(戦略物資輸出手続きの簡素化対象国、現在はグループA)から除外して出した輸出審査過程90日原則を特別な理由なしに破った場合、相手国家に輸出規制だと攻撃される悪材料を提供することになるため、これを避けるための布石として液化フッ化水素の輸出を承認したという解釈がある。今回の協議で、両国が今後も対話を続けていくという成果が出せなければ、本格的に裁判である専門家パネルの審理に入ることになり、両国の産業は一定期間打撃を避けられないことになる。さらに韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了問題なども、今回の輸出承認に複合的に作用したものとみられる。ある半導体業界の関係者は「半導体生産の主要材料の輸出がすべて許可されて幸いだが、全面的な規制解除までは両国間の政治的対立などがまず解決されなければならず、もう少し見守らなければならないと思う」と語った。

キム・ウンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:11/18(月) 8:22
ハンギョレ新聞

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