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大学街で香港-中国対立…中国人留学生「韓国人は内政干渉するな」

11/18(月) 12:26配信

ハンギョレ新聞

香港内「民主化運動」をめぐり小競り合いまで起こる韓国の大学街 領土問題・内政干渉に敏感な中国社会の雰囲気を反映 主にソーシャルメディアや中国語のニュースに接し 「警察の武力鎮圧」のニュースに鈍感 香港留学生「私たちが本当に望むことが何なのか聞いてほしい」

 「これが民主主義ですか?」

 14日、ソウル東大門区(トンデムング)の慶煕大学の校庭で会ったある中国人留学生が、香港のある大学の建物が燃えている写真を見せながら話した。「香港のデモ隊は人を殴り、こんなふうに油を注ぎます。民主主義ではなく恐怖主義です」。彼は声を高めた。また別の中国人留学生は、一部の韓国人大学生が香港のデモに連帯することについて「内政干渉だ」と主張した。香港警察のデモ強硬鎮圧を眺める中国当局の立場と大きく違わない意見だった。

 6月、反送中(中国への送還反対)デモで火がついた香港の民主化運動が5カ月目に差し掛かった中、国内の大学街でも「香港-中国対立」が再燃している。最近、香港のデモ参加者が警察の銃撃で重傷を負った事件などが起きると、漢陽大学など韓国の大学街では「香港デモへの連帯」をめぐり、韓国と中国の学生の間で小競り合いまで起きた。韓国の学生たちが香港のデモを支持する壁新聞を貼ると、中国人留学生たちはこれを破損したり、デモ現場で声を高めて強く糾弾しているためだ。ハンギョレは韓国に住んでいる中国人留学生10人と会い、彼らがこのように憤りを感じる理由を尋ねた。香港デモの核心を「中国の領土問題」とし、これに対する国際社会の圧力を「内政干渉」として受け止めていた。香港問題は植民地の歴史とつながっているだけでなく、領土問題は中国社会で最も敏感な政治的イシューの一つであるだけに、第3国が容易に判断する問題ではないということだ。

 香港デモ支持の横断幕が相次いで破損されているソウル延世大学の校庭で会った留学生は、「ほとんどの韓国人は香港で起きていることをよく知らない。横断幕に書かれた『光復香港時代革命』という言葉には香港が中国から独立するという意味があるので、中国の人たちは怒るだろう」と話した。慶煕大学の校庭で会った中国人留学生は、意見を聞くと、携帯電話の画面に自分の考えを書き込んで見せた。「香港のことは中国のことなので、韓国人の参加は必要ない。香港の問題は深刻な社会の安全に関することなので、われわれが主に反対するのは暴力沙汰だ」。

 ただ、中国人留学生たちは実際に香港で起きている暴力的な鎮圧状況については、よく知らないか無関心のようだった。延世大学で会った留学生は「香港は今、建物を破壊して人々を殴っている。平和的でないから香港のデモに反対する」と主張した。これに先立ち、韓国と中国の学生の間で小競り合いが起きた漢陽大学の校庭で会った中国人留学生は「壁新聞を貼った韓国人学生は、香港デモの暴力性を知らず『民主主義』だけに執着しているようだ」と語った。この学生は、香港警察の銃撃でデモ参加者が重傷を負った事件について聞くと、驚きの色が明らかにあらわれた。彼はしばしインターネットを検索し、「記事には銃器誤発と書かれている。どうやら警察が先に警告したが聞かないので自分を保護しようとしたようだ」と言った。

 このため、香港出身の留学生たちは、中国人留学生との対話を切実に期待した。対立は誤解によるものだということだ。漢陽大学のある香港出身の留学生は、「香港の人々が望んでいるのは独立ではなく、制度を維持することだ。香港の人々が本当に望むことが何なのか聞いてほしい」と話した。東国大学のある留学生も「中国人は私たちが本当に何を得ようとしているのかよく知らない。私たちが香港の独立を望んでいると思い、一方的に攻撃をしている」と悔しがった。

 大学内の葛藤が全国に広がっているにもかかわらず、香港デモに連帯する韓国の学生たちの声はさらに高まっている。14日、漢陽大学に設置された「ジョン・レノン壁」(香港デモに連帯するメモを貼りつけた壁)に香港デモを支持するメモをつけたKさん(21)は「中国人留学生たちと衝突があったという話を聞いて、より支持しなければならないと思った」と話した。同大学のKさん(23)も、「武力衝突があったと聞いて駆け付けた。香港のデモの状況を記事で見たが、ちゃんと解決されることを願う」と言ってメモを貼った。「香港の民主化を応援します。フリー香港 ]

カン・ジェグ、キム・ヘユン、ソ・ヘミ、キム・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:11/18(月) 12:26
ハンギョレ新聞

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