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織田信成氏「リンクを見ると動悸が…」関大・浜田コーチに1100万円の損害賠償求める、一問一答

11/18(月) 16:53配信

スポーツ報知

 フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成氏(32)が18日、リンク内でモラル・ハラスメントなどを受けて体調を崩し、関大アイススケート部の監督を辞任に追い込まれたとして、同大学の浜田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。大阪地裁に黒のスーツ姿で現れた織田氏は、思い詰めたような表情で約40分間、会見に応じた。目には涙を浮かべながら、時折言葉に詰まる場面も見られた。織田氏と報道陣との主なやり取りは以下の通り。

 ―提訴に至った経緯

「7月1日に話をさせていただいたのですが、調査の実態が分からず、その結果9月9日に辞任を決めたのは諦めに近い感情からでした。10月には関西大学で話を進めてくださった中で、ハラスメントの調査を行っていなかったと報告を受けました。関西大学からはハラスメントがなかったという風に発表を受けたので、ちょっと矛盾しているなということと、その中で学長からこの件で公にするなら、僕と浜田コーチには辞めてもらうと言われたので、関西大学は事実を明らかにする気がないんだな、という諦めの気持ちで提訴しました。リンクで練習している選手がより良い環境で練習ができるように、という思いも込めてしました」

 ―織田氏からも浜田コーチには物を申せない状況だったのか

「浜田コーチは素晴らしい指導で素晴らしいせいか、そうした方が発言力ある。2~30歳近く歳が離れているのと、指導者としてはまだまだ未熟なので、向こうから何かを言うのは難しい環境だった」

 ―フィギュアのシーズン中の訴えとなった

「最初に相談したのは7月。シーズン前に解決したかった。シーズン中にこういうことになってしまったのは残念」

 ―浜田コーチと関西大学に対する思い

「浜田コーチはなぜあのようなことをされたのかということを、裁判で明らかにしていきたい。関西大学には現役時代から熱心にサポートしていただいたのと、監督もやらせていただいて恩返ししたい気持ちもある」

 ―陰口や無視、具体的に決定打となったものはあるのか

「具体的な何かはあった。それは裁判で明らかにしたい」

 ―体調不良で入院、その時の病名は

「ちょうど日本でフィギュアスケートの世界選手権がやっていたときで、それをテレビで見ているときに発熱して、最初はインフルエンザかなと思ったんですけど、2日間熱が下がらない状況が続いて、救急車を呼んで緊急入院することになった。いろんな検査をしたが、原因は分からなかった。ストレスかなって思います。今は体調は大丈夫だが、僕自身プロスケーターで地元が(関西大学のリンクのある)高槻なので、自分の練習はみんなが来ない時間にやっている。リンクを見るとまだ動悸は出ます」

 ―またリンクに戻りたい気持ちはあるのか

「母校が関西大学ですし、次オリンピックに向けてはばたく選手を育成できたらいいなと思っていたので、こういう形でリンクを去るのは残念です。関西大学に戻るか戻らないかというのは、戻らない可能性の方が大きいと思います」

報知新聞社

最終更新:11/18(月) 16:53
スポーツ報知

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