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香港理工大に残るデモ隊に政府が投降促す-覆面禁止に違憲判断

11/18(月) 8:11配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港理工大学から数十人に上る黒服の抗議デモ参加者が18日午後に脱出したが、警察は催涙ガスを放ち拘束した。負傷者も出ている。同大は警官に包囲されていた。

テレビ映像では警察が一部の参加者を地面に押さえつけ、時折警棒でたたく様子も見られた。理工大に残っているデモ隊の人数は不明。一部の警官は参加者に拳銃を向けているように見えたが、誰かが撃たれた様子はなかった。

香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官や李家超保安局長らが理工大のキャンパス内にとどまる抗議参加者に対し警察への投降を促す一方で、活動家らは包囲されたデモ隊を支援するため同大近くでさらに集会を開くよう呼び掛けた。

林鄭長官はフェイスブックへの同日の投稿で、理工大周辺の混乱について、「暴徒」が「暴力の水準をエスカレート」させ続けていると批判した。その上で「警察は繰り返し訴えており、理工大キャンパスにいる者は聞くべきだ」とコメントした。

李保安局長は抗議参加者によるリモコン爆弾や投石機、火炎瓶など武器の使用を非難。香港政府のナンバー2、張建宗政務官は政府として「根深い問題」に取り組む決意だと述べ、暴力を終わらせることが引き続き最優先課題だと明言した。

香港高等法院(高裁)は18日、政府が緊急権限を使って先月導入した覆面禁止は基本法と相いれず、違憲との判断を下した。マスク禁止は市民の基本的権利の制限で行き過ぎだと指摘した。一方、香港政府は学校の休校を19日も継続すると発表した。

香港警察は18日午前、週末の抗議活動参加者らとのにらみ合いの末、九竜地区にある香港理工大でデモ隊の排除に動いた。

警察は排除作戦を行ったと説明し、キャンパス内に「攻め入った」とのニュース報道に反論した。数日にわたり立てこもっていた抗議デモ参加者の排除で警察は実弾を使用する可能性を警告していた。理工大は活動参加者らが実験室を破壊し、「危険な化学薬品」を取ったと話した。

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最終更新:11/18(月) 21:20
Bloomberg

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