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「ガンダム」創通へのTOB価格48%引き上げ提案ー米ファンド

11/18(月) 10:46配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米アクティビストファンドのRMBキャピタルは、バンダイナムコホールディングス(バンナムH)がアニメ「機動戦士ガンダム」の版権の一部を保有している創通に対して実施中の株式公開買い付け(TOB)について、一般株主の不利益を解消するため、現行価格よりも5割弱高い価格でのTOBを新たに実施することを提案した。

ブルームバーグが入手した文書によると、RMBは15日付でバンナムH取締役会に書簡を送付した。創通の創業者株主に対しては現在のTOBを継続して1株3100円で株式を買い取る一方、一般株主に対しては少なくともこれより48%高い1株4600円以上を買い取り価格とする新たなTOBを実施するよう提案した。

バンナムHは先月9日、アニメのガンダム事業強化のため、版権事業を共同展開する創通に対して1株3100円でTOBを実施し、完全子会社化を目指すと発表。バンナムHは現在、創通の株式22.79%を保有し、49.2%を保有する創通創業者らはTOBに応募する意向だ。バンナムHは49.2%の株式取得をTOB成立の下限に設定しており、出資比率は少なくとも3分の2超となる71.99%に高まる見通し。

少数株主の賛同も

これに対してRMBは、会社法では3分の2超の株主の合意だけで残りの株主を締め出す手続きが認められているものの、実質的にバンナムHと創通創業者の2者の合意のみで、創通一般株主1000人超から株式を買い取るのであれば、ある程度の少数株主の賛同も得た90%以上の株式取得を実現した上で、完全子会社化を目指すことを提案した。

3分の2以上の賛同で足りる手続きは、買収される側の企業の株式併合によって少数株主の保有株を1株未満にすることで実質無効化して買い取る手法。臨時株主総会を招集して株式併合について議決権の3分の2以上の承認を得る必要がある。一方、90%以上を保有していれば、総会を開催せずに株式売買請求手続きで100%の株式取得が可能となる違いがある。

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最終更新:11/18(月) 12:29
Bloomberg

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