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ソフトバンクの女性「出世頭」、心ない言葉から救った相手  「社外メンター」が広げる可能性

11/19(火) 7:12配信

47NEWS

 ソフトバンクの課長久保田桃子さん(33)は課長職になって早くも3年目だ。所属は「営業第三本部、第1営業統括部、東関東営業部 営業1課」。首都圏のソフトバンクショップ運営のサポートや、代理店の新規開拓を担う。この部署の課長19人のうち、女性は久保田さんただ一人。若い社員が多い社内で「出世頭」ともいえる存在だ。そんな彼女も、かつては男性の上司や同僚らから心無い言葉をかけられ、プレッシャーと不安から自分を見失いかけた時期があったという。それを乗り越え、エースとして活躍する彼女を支えたのは何だったのか、探った。

 ▽心無い言葉

 「課長になってみないか?」

 入社7年目のある日、考課の面談で上司から突然、こう打診された。社内では、営業職の「女性はすぐやめる」とささやかれていた。戸惑いもしたが、認められた気がしてうれしかった。

 不安もあった。販売代理店の営業を担当する部で課長になった女性はいない。いずれは結婚し、できれば子どもを持ちたい。家庭と両立できるのか。男性上司が深夜、早朝も気にせず働く姿を見ていて「無理そう」としか思えなかった。

 当時交際していた男性(現在の夫)からは「やりたいと思うならやってみたらどうかな」と背中を押された。「1年やってみて、それから考えよう」。覚悟を決めた。

 課長昇格は2016年、30歳の時。後輩の女性たちは、自分のことのように昇進を喜んでくれた。「自分が課長になれば、後に続く女性も出てくるかもしれない」。そんな「責任感」に近い思いも湧いた。

 一方で先輩や同僚からはこんな言葉を投げかけられるようになった。「いいよね、女性だから(課長に)なれたんでしょ」「何も考えてないのに、よくなれたね」

 笑ってその場をやり過ごしたが、ショックだった。確かに、自信があったわけでもなかった。

 ▽思い悩む日々

 「壁」は早々にやってきた。業績が伸び悩み、「上司として、部下のマネジメントのやり方がまずいからではないか」と思い悩んだ。

 「部下をどう育てればいいか分からない」。ある日、思い切って男性上司に相談した。返ってきたのは「もっと怒った方がいい」。だが元々、怒るのは苦手な性格だ。「周りの男性課長のように、もっと『怒鳴って』指導しないと、業績は上がらないのではないか」

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最終更新:11/19(火) 11:34
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