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【直撃】今も午後3時に退社、パタハラでアシックスを訴えた男性のその後

11/19(火) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

国家公務員男性の育児休業取得を促進するよう政府が打ち出すなど、男性の育休取得に注目が集まっている。一方で、父親の育休取得や子育てによる嫌がらせ、いわゆるパタニティー(父性)ハラスメントの相談も増え、パタハラ問題への関心も高まっている。

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スポーツ用品大手アシックスの男性社員(38)は、育休後に部署を変えられるなどのハラスメントを受けたとして、2019年6月、アシックスに慰謝料440万円などを求めて東京地裁に提訴した。11月14日にも裁判が開かれ、パタハラの有無などが争点になっている。男性は11月、Business Insider Japan の取材に応じ、係争中の率直な心境を語った。

育休明け、経験のない倉庫勤務に

「育休から職場復帰する直前になっていきなり、倉庫での勤務を言い渡されました」

男性は2011年からアシックスに勤務。東京都内のオフィスでプロモーション業務などを担当していた。2015年に長男が生まれ、約1年間の育児休業を取得したが、職場復帰後、茨城県つくばみらい市の物流センターへの出向が言い渡された。通勤時間は短くなったが、荷下ろしや梱包などこれまでの業務とは全く違う内容を命じられたという。その後、出向が解かれ渋谷区のオフィスに戻ったが、業務命令がなくなり、社則の英訳作業などをしていた。

男性は2018年に次男を授かり、約1年間の育児休業を取得。現在も都内のオフィスで働きながら、社外の労働組合とともに会社前でパタハラを訴えるビラを配るなどして、会社側と争っている。

計2年間の育休「価値観が広がった」

男性は時短で勤務し、家事は妻と分担している。午前5時に家を出て、7時にオフィスに到着。子育てのために時短勤務をしているため、午後3時過ぎには退社し、帰宅後は夕食の準備をしたり掃除したりして家族の帰宅を待つ。同じく時短勤務をしている妻が、保育園から子ども2人を連れて帰宅。家族そろって夕食を食べるのが日課だという。

男性は育休について次のように語った。

「特に次男の出産後は、長男の世話や家事をして妻を支えることができた。寝返りができるようになったり、手をたたいて喜ぶようになったり、日々の成長を見守ることができて、育休を取ってよかったと思っている。子育てをする同世代の父親との交流もできて、価値観が広がった」

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最終更新:11/20(水) 12:21
BUSINESS INSIDER JAPAN

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