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桜を見る会夕食会、こんなに多くの疑問 1億7200万円の首相夫妻主催晩さん会もニューオータニ

11/19(火) 15:52配信

47NEWS

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」前日、東京都千代田区のホテルニューオータニ宴会場で、地元の支援者らが多数参加して開かれた夕食会について、首相は15日と18日に官邸で記者団の「ぶら下がり取材」に応じた。しかし、首相の説明は十分とはいえず、疑問や不明な点が多い。ニューオータニも「個別の案件」として説明しようとせず、告発を受けた捜査機関による事実の解明が待たれる。(共同通信編集委員=竹田昌弘)

「費用は参加者負担、事務所や後援会に収支ない」と首相

  首相が「(自らの)事務所から詳細な報告を受けた」などとして、説明した内容の要旨は次の通り。①~④が15日、⑤~⑥は18日。 

 ①夕食会を含め、旅費、宿泊費など全ての費用は参加者の自己負担で支払われている。安倍事務所や後援会としての収入、支出は一切ないことを確認した。 

 ②旅費、宿泊費は各参加者が旅行代理店に支払い、夕食会の費用は会場の入り口受付で、安倍事務所の職員が1人5千円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手渡した。受け付け終了後、集金した全ての現金をホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた。 

 ③夕食会の価格が安過ぎるのではないかとの指摘もあるが、大多数がホテルの宿泊者という事情を踏まえ、ホテル側が設定した価格との報告を受けている。毎年使っているとか、規模であるとか、宿泊をしているかをホテル側が総合的に勘案して決めることだと思う。 

 ④政治資金規正法では、収支が発生して初めて(政治資金収支報告書に)記載義務が生じるが、収支は発生しておらず、同法違反には全く当たらない。 

 ⑤(夕食会の費用は)参加者が直接支払っている。事務所にも後援会にも入金はない。(事務所は)領収書の発行を行っていない。ホテル側が発行し、事務所の者が渡している。(夕食会の総額を示した明細書のようなものは)事務所に確認したが、そうしたものはない。 

 ⑥夕食会の出席者は約800人で、その大半が桜を見る会に出席した。

 後援会主催、ホテル「一般的には、領収書は入金と同時」

 まず前提として、夕食会は安倍晋三事務所名で今年2月に出された「『桜を見る会』のご案内」には「あべ晋三後援会主催」と書かれ、ニューオータニの広報担当者は「一般的には、入金と同時に領収書を渡す」と話している。 ②の説明のように、安倍事務所の職員が各参加者から5千円を受け取り、ニューオータニの領収書を渡すためには、ニューオータニから事前に領収書をもらっていなければならない。領収書は入金と同時と言うのであれば、後援会は夕食会の前に費用を立て替え払いしたことになり、①や⑤の説明と矛盾する。

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最終更新:11/25(月) 12:40
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