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“視聴率女王”の天海祐希、悩みながらも「背負わなければいけない」主演の気概

11/19(火) 8:40配信

オリコン

 「強い女性」「理想の上司」、そして「視聴率女王」。これまでの役柄や出演作により、女優・天海祐希にはそんなパブリックイメージがある。どの言葉も悪い内容ではないが、若かりし頃は悩んだり、重みを感じたことがあるという。とはいえ、実績のある天海への期待は、視聴者はもちろん、業界からも高い。心境が変わったという現在、彼女はどんな思いで仕事をするのか? 国民的アニメの主人公“サザエさん”を演じることの思いも聞いた。

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■プレッシャーの中、加藤みどりからは「大好き」とエール

――アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の20年後を描くスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(同系/24日放送)。SNSでも、「天海さんにサザエさんを演じてもらいたかったけど、本当になるなんて」「早く天海サザエさんを観たい」など、喜びの声が上がっています。

【天海祐希】本当ですか? すごくうれしいですが、あまり期待されると…。ありがたい反面、少し怖いですね(笑)。

――やはりプレッシャーも?

【天海祐希】プレッシャーはもちろんあります。磯野家はとても有名な家族の一つであり、サザエさんもそう。皆さんそれぞれイメージがあると思うので、恐れ多くて。正直、「私でいいんだろうか?」と思いました。小説ではないので、似ている似ていない、合っている合っていないと、目で判断できちゃうじゃないですか。それはとてもプレッシャーでしたが、今回の「20年後」という設定は面白いなと思って。20年の間にどう変わったか。まるっきりかけ離れてもいけない。見た目にしても、サザエさんっぽく見えるような髪型を考案して、私なりの「20年後のサザエさん」を見つけたつもりです。

――アニメでサザエさんの声を担当する加藤みどりさんともお話されたとか。

【天海祐希】ある番組でご一緒したときに、とても素敵なアドバイスをいただきました。さらに、加藤さんから「私、天海さん大好きなの。(宝塚の)ラストステージも観に行ったわ」と言っていただき、一気に身近に感じられました(笑)。

■「ひとつの色に染まる・染まらないではなくて、“お前が頑張れ”ってこと」

――サザエさんもある意味そうですが、天海さんといえば「強い女性」というパブリックイメージがあります。ほかに「理想の上司」としてもよく名前が挙がりますが、こういったイメージについてはどう思いますか?

【天海祐希】とてもありがたいことだし、うれしく、幸せなことです。パブリックイメージが付くほど、印象を残すことができた、それを受け取っていただけたということですから。でも昔は、「あまりひとつのイメージが付きすぎるのは良くない」なんて、わかったようなことを…。若かったんです(笑)。

――そうだったんですか。

【天海祐希】はい。でも、ひとつの色に染まる・染まらないではなくて、「お前が頑張れ」ってことですよね。次の作品で印象に残る役を演じることができたら、今度はそっちのイメージが付いていくし、更新されていくのだから。「私が頑張れ」。この思いを胸に秘め、実際に頑張っていきたいですね。

■天海も感じる視聴率の重み、「実際はどうやって頑張ればいいかわからない」

――「視聴率女王」とも呼ばれています。

【天海祐希】ありがたいですけど、とんでもないですよ(笑)。目に見える成果なので、視聴率はもちろん取れるに越したことはないですし、主要メンバーで演じさせてもらっている以上、責任は持って当然だと思います。数字が取れなければ、私自身に観ていただける魅力がなかったんだとも思う。でも、実際はどうやって頑張ればいいかわからないじゃないですか。だから、心を込めて丁寧に作っていくしかない。でも、背負わなければいけない。そこは忘れずに、間違えずにやっていきたいと思います。

――では、視聴率以外でご自身の基準にしていることは?

【天海祐希】例えば、視聴者の方とお会いしたときやお手紙をいただいて、「あのドラマがすごく心に残っています」と言っていただくと、少しでもその方の人生の時間に触れられたのかなと思えて、うれしいですね。

――ちなみに、「20年後」の天海さんはどうなっているでしょう?

【天海祐希】健康で、今のお仕事を続けられていたら本当にありがたいですし幸せですけど、絶対とは言えません。「天海祐希は必要ないよ」と言われる可能性もないわけではないですから。

――天海さんもそんなことを考えるんですね。

【天海祐希】考えますよ、もちろん!(笑)。今の状態がずっと続くとは思っていません。ですから20年後も、笑ってお仕事をしている日々が過ごせていたらいいなと思っています。

――最後にドラマを観る方にメッセージを。

【天海祐希】観終わったあとに、兄弟や両親、大事な人、大切な家族、近所の方にちょっと電話してみようかな、会いたいなと思えるような温かい作品になりました。ご家族でホッと観られるドラマになっていると思います。今、大変な思いをされている方々にも、少しの時間でも楽しんでいただけること、願っています。

(文:衣輪晋一)

最終更新:11/21(木) 15:25
オリコン

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