ここから本文です

新生「渋谷パルコ」の内部公開、日常と非日常を繋ぐ次世代型商業施設に刷新

11/19(火) 14:50配信

FASHIONSNAP.COM

 2016年8月に休業に入ってから約3年を経て生まれ変わった「渋谷パルコ(PARCO)」内部が、11月22日のグランドオープンに先駆けて公開された。デザインやアート性、エンタテインメント性の高い専門店を軸に編集した全193店舗を誘致。新たな刺激や楽しさといった体験価値を提案し、グローバルに情報を発信する「次世代型商業施設」を目指すという。

歩行者専用通路「ナカシブ通り」

 渋谷パルコは地下1階~8階および10階の一部を商業部分、9階を公益施設、12階~18階をオフィスとする地下3階から地上19階で構成。建築設計は竹中工務店、商環境デザインの基本構想はイギリスのデザイン事務所Benoyを起用した。スペイン坂から建物外周をらせん状に10階まで繋げ、渋谷パルコ パートIとパートIIIの間にあった道路にはペンギン通りとオルガン坂を繋ぐ24時間通れる歩行者専用通路「ナカシブ通り」を設置。ナカシブ通りのオルガン坂側2階壁面には、田名網敬一が手掛けたアートウィンドウが展示されている。4階、8階、10階には休憩スペースや四季を感じさせる植栽を配した屋外広場を設け、10階の広場からは今月開業した「渋谷スクランブルスクエア」や12月5日に開業を控える「東急プラザ渋谷」など、渋谷エリアのランドマークを見渡すことができる。

  商業施設フロアは「FASHION」「ART&CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」「SUSTAINABLE」の5本の柱を軸に編集。ファッションカテゴリーではラグジュアリーからモード、ストリート、カジュアル、ヴィンテージまで幅広いジャンルのショップを誘致した。1階では「ロエベ(LOEWE)」「トムブラウン(THOM BROWNE)」「グッチ(GUCCI)」などラグジュアリーブランドが多数出店。ファッションのメインフロアとなる2階には、商業施設初出店となる「アンブッシュ(AMBUSH)」の直営店「AMBUSH WORKSHOP 2」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の新業態「アンダーカバー ノイズ ラボ(UNDERCOVER NOISE LAB)」のほか、「トーガ(TOGA)」「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」など、モードを軸に世界で活躍するブランドを揃えたという。2階フロアの環境デザインは、シンガポールを拠点に活動するクリエイティブディレクターのテセウス・チャンを起用し、随所にスクランブル交差点からインスパイアされたボーダー模様をあしらった。

 3階と4階にはブランド育成・事業化支援を目的としたパルコの編集型売場「ガイザーパルコ(GEYSER PARCO)」と「ポートパルコ(PORT PARCO)」を、5階にはECを併設したオムニチャネル型売場「パルコ キューブ(PARCO CUBE)」を展開する。6階には「ポケモンセンターシブヤ」や「ニンテンドートウキョウ」といった、日本のサブカルチャーを発信するアニメ・ゲームコンテンツを集積。7階から9階までの3フロアには「PARCO劇場」が入居する。

 地下1階は、ジャンルレス・ジェンダーレス・シーンレスに食が楽しめるレストランフロア「CHAOS KITCHEN」で、ジビエと昆虫料理を提供する「米とサーカス」や、純喫茶とミックスバーを展開する「はまの屋パーラー/Campy Bar!」など全37店舗をラインナップ。環境デザインは建築家の藤本壮介が担当し、天井や床に鏡面素材を用いることでショップのファサードが映り込む空間に仕上げたという。フロア内には渋谷パルコ パートIの外壁に設置されていたパルコネオンサイン「C」の文字を現代アート作品として常設で展示。なお、7階には「R」、8階には「P」の文字が設置されている。

 11月19日の今日行われた内覧会に出席したパルコの牧山浩三代表執行役社長は「“新生“渋谷パルコの開業により、今年で50年を迎えるパルコの第2章が始まる。この館を舞台にアートやデザイン、ファッションを次の時代へと作っていく人たちが大いに活躍し、刺激を受けて人々が集い時代を作るメンバーに加わるといった循環が生まれる場になると考えている。単なる商業施設ではなく、訪れた人々にとって日常と非日常を繋ぐサードプレイスになれば」と、新生渋谷パルコが担う役割について話した。

最終更新:11/19(火) 14:50
FASHIONSNAP.COM

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事