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利息0.5%でお金を借りられる「当座貸越」のメリットとデメリット 元銀行員が分かりやすく解説

11/19(火) 11:02配信

マネーの達人

総合口座は、普通預金と定期預金がセットになっている銀行口座です。

その総合口座に、自分の定期預金を担保にお金を借りられる「当座貸越」というサービスがあることをご存じでしょうか。

今回は、当座貸越とは何なのか、メリットやデメリットについても詳しく説明します。

当座貸越とは

当座貸越とは、総合口座の普通預金残高が不足した時、同じ口座にある定期預金から自動的にお金を借りられる銀行サービスです。

通常、当座貸越を利用できるのは20歳以上となっています。

当座貸越を利用した場合、通帳やネットバンキングの入出金明細には、金額の左に「-(マイナス)」がつきます。

このことで、現在いくら定期預金から借り入れているかがわかります。

また、

利用限度額は、定期預金残高の90% または 銀行が指定する金額(通常は200万円程度)
で、その範囲でならいくらでも借りられます。

当座貸越のメリット

次に、当座貸越のメリットについてお話しします。

■メリット1:口座振替で残高不足にならない
当座貸越の最大のメリットは、口座振替の際に残高不足にならないことです。

たとえば、残高不足でクレジットカードの利用代金が落ちない場合には、

・遅延損害金が加算される
・個人信用情報機関の金融事故として記録される

などのリスクがあります。

しかし、請求金額が定期預金の9割未満の場合は、自動的に当座貸越が行われ、残高不足によるリスクを防げます。

■メリット2:定期預金が担保だから金利が低い
自分の定期預金を担保とする当座貸越は金利が低めです。

銀行により若干の違いはありますが、一般的には、

金利は、担保となる定期預金の約定利率(金利)+ 0.5%
です。

現在は一般的な定期預金金利(年利)は0.01%ですので、それをもとに単純計算すると0.51%です。

消費者金融やクレジットカードのキャッシング金利が約15%、銀行カードローンの金利が約3~14%であることを考えると、かなりの低金利だと言えます。

※金利は2019年10月時点のものです。

■メリット3:返済しやすい
普通預金残高の変動にともない、当座貸越による借金額も変動します。

そのため、長期間お金を借りっぱなしにしない限りは、1年で数十円~数百円の利息で済み、返済も容易です。

万が一返済が難しくなった場合には、最終手段として定期預金の解約で借金を清算できます。

■メリット4:高金利の借金に手を出さずに済む
当座貸越があると自分の定期を担保に低金利でお金を借りられるので、カードローンやキャッシングなどの高金利な借金に手を出さずに済みます。

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最終更新:11/19(火) 11:02
マネーの達人

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