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【医師に聞く】女性に多い病気「下肢静脈瘤」ってどんな症状がでるの?

11/19(火) 20:51配信

Medical DOC

太ももやふくらはぎがデコボコしてきたら、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気を疑うべきかもしれません。見た目の変化が著しいこの病気は、ほかにどのような自覚症状を伴うのでしょう。詳しい解説を、「横浜血管クリニック」の林先生にお願いしました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
林忍先生(横浜血管クリニック 院長)
慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院で臨床を積み重ねつつ、慶應義塾大学医化学教室にて細胞防御関連の研究で医学博士号を取得。その知見を済生会神奈川県病院、済生会横浜市東部病院勤務などでの血管外科臨床へ生かす。2016年には、横浜駅西口に血管疾患に特化した「横浜血管クリニック」開院。これまで、下肢静脈瘤の治療件数は1万例以上に上る。医学博士。慶應義塾大学外科学非常勤講師。日本外科学会指導医・専門医、日本脈管学会脈管専門医、下肢静脈瘤血管内焼灼術(レーザー治療)指導医・実施医ほか。

足の静脈が逆流することで現れるさまざまな症状とは

編集部:
先生の「横浜血管クリニック」では、どのような病気を扱っているのですか?

林先生:
動脈硬化や不整脈、下肢静脈瘤、透析患者さんのシャント手術、冷え症、足のむくみ、血栓症など、主に血管にまつわる疾患の治療をご提供しています。

編集部:
「下肢静脈瘤」とは何でしょう、あまり聞き慣れない病名ですが?

林先生:
「下肢」とは足全体のこと、「静脈瘤」とは静脈にできたこぶのことです。“足の静脈に逆流が起きている状態”を下肢静脈瘤と考えていただきたいですね。多くの場合、足の表面に血管の蛇行やこぶを伴いますが、できない方もいらっしゃいます。

編集部:
なぜ、静脈が逆流してしまうのでしょう?

林先生:
静脈にはもともと逆流を防ぐ弁がいくつも付いています。その弁が壊れて機能しなくなると、血液の逆流を生じさせます。

編集部:
弁が壊れてしまう原因はなんなのでしょう?

林先生:
弁の壊れる原因は大きく3つ。(1)立ち仕事などで血液の圧力が高くなり弁が破壊される場合、(2)妊娠時に子宮が大きくなり太もも近くの静脈の弁を圧迫して壊す場合、(3)遺伝的要因により弁が壊れやすい場合です。

編集部:
自覚症状には、どのようなものが?

林先生:
様々です。だるさ、むくみ、足の痛みやしびれ、冷えあるいは炎症による熱さ、朝方や夜間のこむら返り、皮膚のかゆみ、湿疹、色素の沈殿、まれに出血なども起こりえます。

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最終更新:11/19(火) 20:51
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