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日本語が分からず学校をドロップアウト、ギャング化する若者も…「不就学児2万人時代」の日本

11/19(火) 10:04配信

AbemaTIMES

 子どもの頃に来日、差別や貧困などからギャングになってしまう外国人の若者が後を絶たないという。背景にあるのは、“不就学”の問題だ。実は日本人であれば当然の義務教育が、外国人には適用されず、また、希望して通ったとしても、言葉の壁など、様々な困難が待ち受けているのだ。

【映像】当事者と生議論

 文部科学省が今年始めて実施した調査では、義務教育相当年齢の外国籍児は12万4049人おり、そのうち不就学の可能性があるのはなんと1万9654人と、全体の15.8%を占めることが判明した。在留外国人が増加の一途を辿る中で、苦悩する当事者たち。AbemaTV『AbemaPrime』では、ノンフィクション作家の石井光太氏とともに当事者を取材した。

■12歳の子どもが3年間のホームレス生活を強いられる

 「お父さんはもう日本にいた。ずっと面倒見てくれたのはおばあちゃん。おばあちゃんと(ブラジルで)一緒に住んでいた。お母さん知らない、会ったことない」。

 日本に住んで20年になる日系ブラジル人の池長ミツヨシさん(30)の日本語は、どこかたどたどしい。1歳の頃に日本へ出稼ぎに行った父を追って、10歳で来日した。しかし父は再婚しており、新たな家庭を築いていた。「義理のお母さんとは仲悪い。あまり喋れないし、ずっと自分の部屋に入ってた」。日本語が話せないため学校の授業についていけず、家にも居場所はなかった。

 そして父親と喧嘩をしたことを機に家出する。「ダンボール敷いて、タオル敷いて、そのまま寝た。(食べるために)万引きとか、薬売ったりとか。さみしくて、でもしょうがない、頑張らなあかん」。12歳の子どもが一人で3年にわたるホームレス生活を強いられた。

 彼が住む岐阜県可児市は県内でも有数の工業団地があり、人口10万人のうち、約8000人が日系ブラジル人などの外国人だ。今でこそブラジルの食材が揃うスーパーもある。しかし池長さんの子ども時代は決してそうではなかった。「外国人が少なかったので差別があって。俺らはその差別と戦って戦って喧嘩したり、恐喝したり。毎日そういう生活しとったですね」(池長さんの親友・塩野ホドリゴさん)

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最終更新:11/19(火) 15:45
AbemaTIMES

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