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テスト問題、みんなとなら解ける!?

11/19(火) 12:23配信

ベネッセ 教育情報サイト

テストの問題は、1人で解くより、みんなとなら解ける……こう書くと、「何をばかなことを。テストは1人で解くのが当たり前じゃないか」と笑われるかもしれません。しかし実はここに、テストとは何のために行うのか、テストを通してどういう力を育てたいのか、という深い問いが含まれています。

話し合いで高いレベルの理解に

東京大学の白水(しろうず)始教授らの研究グループは、全国学力・学習状況調査(以下、全国学力調査)で出題された算数のB問題(主に活用)のうち、正答率が低かった三つの問題(2007、12、14の各年度)を、関東から四国まで5校の小学6年生110人に解いてもらう調査を行いました。
たとえば「平行四辺形問題」(2007年度)は、A問題(主に知識)のように抽象的な平行四辺形の面積なら正解できるのに、具体的な土地に置き換えたとたんにわからなくなる例として当時、報道などでも大きく取り上げられたものです。

調査では、まず1人で問題を解いてもらいました。実際の全国学力調査より出題数が少ないこともあって、平均正答率は高くなりました。その後、2人ペアになって再び問題を解いてもらいました。2人で、しかも2度目の解答ですから当然、平均正答率は1人の時より高くなります。
その後、一人ひとりに解き方を説明してもらい、高いレベルの理解によって正答したかどうかをチェックしました。すると、低いレベルの理解で結果的に正解したペアもあれば、話し合うことで高いレベルの理解に到達して正解できたペアもありました。各ペアの会話を全部録音して解析したところ、1人で正解できた子も、正解できなかった子との対話によって高いレベルに到達したケースや、正解できなかった2人が対話によって一緒に高いレベルに至ったケースがみられました。

こう紹介しても、「何だ、当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。しかし、ここに新しい学習指導要領(2020年度の小学校から順次、全面実施)、さらに言えば、2020年度から始まる大学入試改革をはじめとした「高大接続改革」という、大きな教育改革に関するヒントが隠されています。

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最終更新:11/19(火) 12:23
ベネッセ 教育情報サイト

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