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ミレニアル世代のharu.さんが、紙で雑誌を作り続ける理由

11/19(火) 20:40配信

magacol

Around20 を中心に支持を拡大している、『HIGH(er) magazine』。編集長のharu. さんが雑誌を創刊したのは、なんと大学1年生の時。デジタルネイティブと言われる世代の彼女が、紙の雑誌にこだわり続けるワケとは…。

リンクはシェアできるけど、なんか実体がない…

1995年生まれ、24歳。小学校時代と高校時代をドイツで過ごした後、2015年に東京藝術大学に入学。同年HIGH(er)magazineを創刊し、「同世代の人と一緒に考える場を作る」をコンセプトに企画・制作・編集に携わる。大学を卒業後は、アーティストマネジメントとコンテンツプロデュースを行う株式会社HUGを設立し、取締役に就任。

今24歳のharu. さんが、ハイアーをデジタルではなく紙で出版することにこだわる理由も聞きたいなと思ったんです。

最新号でいうと、1200部刷っているんですが、物理的に1200人以上には届かないんです。だけど想像以上に多くの反響をいただいていて。

1200部っていう限られたものが誰かの手から手に渡って広がった結果だとしたらすごくうれしいし、例えば家のトイレに置いてあって、それを家族みんなが読んで世代を超えて広がってくれたらそれもうれしい。

それってやっぱりモノが持つ強さかなって思います。リンクはシェアできるけどなんか実体がないし、シェアしたフィードは会話でどんどん塗り替えられちゃったりして。でもモノを渡される経験ってすごく残るじゃないですか。そういう思いもあって紙で作ってますね。

今はハイアーのほかに会社も経営されているんですよね。

はい。アーティストのマネジメントやプロデュース、それとクライアントワークで実際に制作にも携わっていて、ディレクションやデザイン、文章を書いたりもしつつ、営業にも行っています。

ハイアーと会社での仕事、なにが一番違いますか?

そうですね…。ハイアーって今では元々いたメンバーも誰もいなくて、完全に自分のために作っているっていう意識が強くて。

逆に会社で受けている仕事は、「受取り手は誰なのか」「クライアントはどう思うかな」っていうことをすごく考えますね。それが一番の違いかな。

でも商業的な部分とは一線を画していたハイアーがあるのに、なぜ会社を設立しようと思ったんですか?

自分の思想とか「こんな世界になっていったらいいな」っていうのは、自分一人じゃ何も実現できないことに気が付いたんです。

いろんな人とひとつのものを作り上げていくことでそれが大きなアウトプットとなって、伝わる人の輪も広がっていくと思っているので。

さっきハイアーにはそんなにメッセージを込めていないと話したのですが、そういうメッセージを伝えたり「こんな世界になっていくといいね」っていう部分は、会社のクライアントワークで大人たちと一緒に話しながら作っていくっていう感覚です。

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最終更新:11/19(火) 20:40
magacol

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