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ヤフー×LINE会見、孫会長は前面に出さず GAFAと「大きな差」示した意味

11/19(火) 20:51配信

AbemaTIMES

 経営統合を発表したIT大手のヤフーと通信アプリ大手のLINEは18日、共同記者会見を開き、両社長がお互いの会社のイメージカラーのネクタイで登場するなど相思相愛ぶりをアピールした。

【映像】計算されたヤフー×LINE会見

 統合によって、合わせて1億人規模の利用者を抱える国内最大級のIT企業が生まれることになる。また、将来的にはLINEがトップシェアを誇るタイや台湾などアジアを足がかりに、アメリカや中国の巨大IT企業に次ぐ世界“第三極”を目指したいとしている。

 統合の最大の目玉とされているのが、アプリ1つで生活全般を支える“スーパーアプリ”だ。その中身について、ITジャーナリストの石川温氏は「今アプリはいろいろな機能で分散しているが、1つのアプリ、例えばLINEさえ立ち上げればどんなサービスも使えるという戦略」だと話す。

 ヤフーの川邊社長は会見で、今回の経営統合は自分たちが主導して進めたものと話している。ZOZOがヤフー傘下に入る際の会見では、サプライズとしてソフトバンクグループの孫正義会長が登壇したが、今回はあえて孫氏を前面に出さなかったのか。「ソフトバンク=孫さんとなっているので、そういったイメージで見られたくなかったのでは。孫さんと(ZOZO前社長の)前澤さんは、一説には一緒に風呂に入ったという仲らしいので、あのような関係が見せられたんだと思う。ヤフー側からすると、あくまでも自分たちが主導したというアピールだった」と石川氏。

 会見の中では、世界の大企業との規模を比較し「大きな差をつけられている」と説明する場面もあった。これらの企業がGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)や中国のアリババ、テンセントを指していることは明確だが、石川氏は「この資料をあえて出してきたのはひとつインパクト。時価総額を見ると企業規模は違いすぎるので、ヤフーとLINEが一緒になっても対抗するのは難しいと思う」と指摘。一方で、「追いつかなくてもいいと思っていて、日本のユーザーが安心して便利に使えるネットサービスを作ってほしい」と期待を寄せる。

 また、BuzzFeed Japan記者の神庭亮介氏は「GAFAや中国企業に対抗するにあたって、日本でこれだけやらければならないということを示すのがひとつ。もうひとつ穿った見方をすれば、独占禁止法などへの疑問がある中で、このデータを出すことで規制当局に対して『海外勢に比べれば自分たちはずっと小さな存在だ』とアピールしたとも取れる」との見方を示した。

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最終更新:11/19(火) 21:11
AbemaTIMES

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