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「朝食抜き」は絶対ダメ!理由と習慣化のコツ

11/19(火) 22:05配信

All About

◆「朝食は食べなくてもよい」という健康法は誤りです

昔から「朝ごはんは身体にいいから食べなさい」といわれます。

「朝ごはんは食べないほうがいい」と唱える人もいるようで一部では朝食抜きの健康法なども耳にしますが、残念ながら管理栄養士として見ると、それは完全な誤り。栄養士だから青写真をそのまま押し付けようとしているのでしょ?と思う人もいるかもしれません。ですが、私は患者様の思いを大切にすることをモットーとした栄養士です。

「朝ごはんを食べたくない」という患者様に対しても、もし他の代案があるなら、それを提案し、無理強いをすることはありません。そんな私が「朝ごはんは食べなさい」と言うのです。代案はありません。朝ごはんを食べないなんてもってのほかなのです。

◆朝ごはんを食べた子どものほうが学習成績がよい

こんな話を聞いたことがある人はいませんか? 「朝ごはんを食べた子どものほうが成績がいい」。ご冗談を!と思うかもしれません。同じ子どもは2人いませんから、信じられないかもしれません。

しかし、私の恩師・女子栄養大学副学長の香川靖雄教授が古巣である自治医科大学の学生たちを「朝ごはんを食べた群(A群)」「朝ごはんを食べていない群(B群)」に分けて、簡単なテストを行ったところ、やはり「朝ごはんを食べた群(A群)」のほうがテストの成績がよかったのです。

後日、「朝ごはんを食べた群(A群)」を「朝ごはんを食べなかった群(A群)」に、「朝ごはんを食べなかった群(B群)」を「朝ごはんを食べた群(B群)」として同様のテストを行ったところ、「朝ごはんを食べた群(B群)」のほうが成績がよかったというのです。

他にも、5歳児に「三角形」を書かせると、朝ごはんを食べた子どものほうがしっかりした三角形を書けるといったデータもあります。

これだけ見ると「テストの前にだけ食べればよいのでは?」とか「体力がつくなら食べさせる価値もあるけど……」と考える人もいるかもしれません。しかし、「早寝早起き朝ごはん」運動のWebサイトによると、朝ごはんを毎日食べている子どものほうが、国語、算数ともに成績が最もよく、どちらかというと食べる、あまり食べない、全く食べないの順に成績が下がっていることがわかります。体力測定の結果も同様です。

この結果は、なぜ起こったのか? それは「朝ごはん」を食べることで、脳にエネルギー源であるブドウ糖が送り込まれるからと考えられます。子どもの脳を測定した大規模なデータは残念ながらありませんが、脳にブドウ糖が送り込まれない状態では、脳の発達にも大きく差が出てもおかしくはありません。大人にとっても子どもにとっても、朝ごはんは重要なのです。

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最終更新:11/19(火) 22:05
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