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レッドブル代表優勝インタビュー:「我々はメルセデスとチェスをしているようなものだった」/F1ブラジルGP

11/19(火) 14:18配信

オートスポーツweb

 2019年F1第20戦ブラジルGP決勝では、メルセデスの一手先をゆく戦略でマックス・フェルスタッペンが見事な勝利を飾った。勝負の決め手となった1回目のセーフティカー導入時の戦略についてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が解説した。
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F1第20戦ブラジルGP 姉妹チームのトロロッソ・ホンダではピエール・ガスリーが2位表彰台


──シーズン3勝目、おめでとうございます。今回の勝因は何ですか。
ホーナー代表:ホンダの競争力があるパワーユニット(PU/エンジン)を用意してくれ、チームがそのパワーを出し切るようクルマを仕上げ、そしてマックス(・フェルスタッペン)が素晴らしいドライビングで、われわれの期待に見事に応えてくれた。みんな努力の賜物だ。

──1回目のセーフティカー導入の際、トップにいながら、ピットインしました。あそこが、このレースの勝敗を分けた重要なポイントだったと思います。判断はどのようにした下されたのですか。
ホーナー:確かにそうだ。あそこがポイントだった。あのとき、マックスは首位にいた。新品タイヤを履かせるためにマックスをピットに呼べば、2番手にいたルイス(・ハミルトン)にトップの座を明け渡すことになる。残りはまだ15周以上ある。どうすべきか、判断をハンナ(・シュミッツ/レースストラテジスト/シュミッツ)に委ねることにした。

──なぜ、入れたのでしょう? 2番手に下がっても、ハミルトンを逆転できる自信はあったのか。また、メルセデスがハミルトンをピットインさせなかったことに驚きはなかったですか?
ホーナー:驚きはなかった。なぜなら、彼らがわれわれと異なる戦略をしてくることはわかっていた。あのとき、われわれはメルセデスと、チェスをしているようなモノだった。相手と同じ戦略では勝てない。どちらの戦略を採るかは、先手に決める権限がある。あのとき、われわれは先頭を走っていた。だから、優先権はわれわれにあった。2番手を走るドライバーは、われわれと逆のことしかできない。

──つまり、レッドブルは先頭というポジションを守ることよりも、メルセデスが自分たちと逆の選択を行うことを承知したうえで、メルセデスにピットインさせず、ミディアムタイヤでレースを続行させるという罠を仕掛けるために、あえてフェルスタッペンをピットインさせた、と?
ホーナー:その通りだ。

──そして、その戦略は的中し、フェルスタッペンはセーフティカー明けにハミルトンをオーバーテイクし、逆に、ハミルトンとメルセデスは後手に回り続け、アレクサンダー・アルボンに接触し、レース後、ペナルティを受けて、最終的に7位に終わったというわけですね。それで、表彰台へコンストラクター代表として、シュミッツを上げたんですね。
ホーナー:彼女は昨年産休を取り、それを終えてフルタイムでの仕事に戻った。自宅からファクトリーまで通勤にかなり長い時間をかけなければいけならず、毎日4時間もかけて、ファクトリーに勤務しに来ている。それだけ、熱い情熱を持って、この仕事に取り組んでいるということだ。だから表彰台に上がってもらうことで、彼女の努力に報いたかった。今日表彰台でハンナが優勝トロフィーを受け取ったことは、世界中の働くお母さんににとって、素晴らしいことになったと思う。


──最後に今年のホンダの仕事ぶりをどのように評価していますか。
ホーナー:本当にポジティブな一年だった。われわれは1年目にして、すでに素晴らしい関係を築くことができた。両社は本当にうまくいっている。技術的にはホンダの信頼性は抜群だった。今年は、新しいパートナーシップを組む移行の年だったが、すでに多くの栄光を築き上げ、さらに勢いが増しているように感じる。

 2020年に向けては、基本的にすべての分野でレギュレーションが変わらない。現在のマシンであるRB15のポジティブな勢いを2020年マシンであるRB16に入れ、ホンダとともにさらなる高みをわれわれは目指している。

[オートスポーツweb ]

最終更新:11/19(火) 14:19
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