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【巨人】戸郷が「第2の山口」筆頭株…急激な成長に期待

11/19(火) 6:00配信

スポーツ報知

 20年シーズンの最初のピンチが、19年のうちに来た。今季15勝を挙げた山口のメジャー挑戦が決定。先発ローテに大きな穴が空いた。阿部の現役引退も含め、投打の大黒柱を失うことになる。

16年FA移籍時にメジャー約束…山口ポスティング容認の背景

 5年ぶりの優勝を果たした今季と同等の戦力確保に向け動いた。しかし、FAで獲得に乗り出していた美馬はロッテ、鈴木は楽天入りを決断。FA補強なしは7年ぶりとなる。もう時期的に、計算できる戦力の補強は「外国人補強」と「トレードの模索」しかない。助っ人ではナショナルズFAの左の強打者ジェラルド・パーラを調査中。さらに先発、リリーフ、右の打者と合計4人の新外国人獲得を目指しているが、日本球界に合うかどうかは未知数な部分も残る。

 だが、こういう状況でこそ、期待できることもある。若手の急激な成長だ。

 山口の穴を埋める先発なら、高卒新人ながらプロ初勝利をマークした戸郷が筆頭候補。高橋も、もう一皮むけたい。秋季キャンプでサイドに転向した鍬原だって、投げ方だけじゃなく目の色も変えている。海を渡ったプエルトリコでは高田、古川が必死に何かをつかもうとしている。

 打者なら吉川尚が、腰さえ万全なら球界屈指の二塁手になれる。大城は原監督から「20発打てる」と太鼓判を押された。山下航は高卒1年目でイースタンの首位打者に輝き、その実績はイチローと並ぶものだ。田中俊、若林、重信、石川、山本、増田大の93年組も27歳になる来年はチームの中心になっていい。ブレイク候補は何人もいる。

 思い出せば、今季開幕前は投手陣に不安があると言われていた。桜井のローテ入りや、中川がセットアッパーとして獅子奮迅の活躍を見せるなど、予想できた人はいただろうか。枠は空いている。ピンチはチャンス。ここに全てをかけるくらいの気持ちでつかんでほしい。(巨人担当キャップ・西村 茂展)

 ◆巨人の先発ローテを救った若手たち

 ▽09年・東野峻 前年限りで上原がメジャー移籍。前年までの4年間は先発2試合のみだったが、開幕ローテ入り。苦しみながらも8勝を挙げ、CSや日本シリーズでも先発した。

 ▽12年・宮国椋丞 プロ2年目で開幕ローテ入りを果たすと、巨人では槙原以来29年ぶりとなる10代での初登板初勝利。右肩痛で離脱もあったが6勝を挙げた。翌年にはWBCに出場した内海の代役で開幕投手を任された。

 ▽14年・小山雄輝 5月下旬から先発ローテ入り。交流戦3勝を挙げて交流戦Vに貢献。シーズン最後までローテを守ってプロ4年目で最多6勝を挙げた。

 ▽16年・田口麗斗 杉内、マイコラス、大竹が故障などで開幕に間に合わず、3年目にして開幕3戦目の先発を任されると、菅野との2本柱で10勝。シーズン終了後には、侍ジャパンの強化試合に選出された。

 ▽18年・メルセデス 前年限りでマイコラス、高木勇が退団。育成選手で開幕したが、7月に支配下登録され、5勝。CS最終ステージでは初戦の先発を任された。

 ▽19年・桜井俊貴 ドラ1入団ながら3年間は0勝と伸び悩んだが、6月に中継ぎから先発に配置転換され、8勝を挙げて5年ぶりのリーグ制覇に貢献した。

報知新聞社

最終更新:11/19(火) 7:10
スポーツ報知

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