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債券投資家、「おとり」商法だと怒り-ガイダンスと40bpも違う決定

11/19(火) 9:34配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): BNPパリバの債券チームが10億ユーロ(約1200億円)の同行社債の募集を開始すると、提示された割安な価格に投資家が飛びついてきた。しかし注文が増えるにつれて価格は上昇し続け、正午に条件が決定されたときには割引はほぼなくなっていた。

元UBSグループのクレジット戦略責任者でニューズレター「クレジットマーケットデーリー」を始めたスキ・マン氏は「誰もがゲームのやり方を知っている。銀行は投資家を引き付けるような安い価格を提示し、大量の注文を得ると価格をつり上げる」と述べた。

しかし、時代は変わりつつある。超低利回りに押しつぶされている投資家はうんざりしている。

6月25日の社債発行後、あるファンドマネージャーがBNPに文句を言った。データはその言い分を裏付ける。当初に提示された説得力のある利回りは、マーケティング過程でどんどん消えていった。BNP債ではスプレッドが当初のガイダンスに比べ40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)も縮小した。

顧客の苦情を受けてBNPは内部調査を実施したが、ロンドンのシンジケートデスクのやり方に問題はなかったと結論付けた。広報担当のアレクサンドラ・アンプルビー氏(ロンドン在勤)はコメントを控えた。

BNP債には募集の4倍近い注文があった。これはクレジット市場における承認の印だ。トウェンティフォー・アセット・マネジメントで運用に携わるゴードン・シャノン氏は「人々は現金を投資することに必死」なので「おとり」のようなガイダンスによって銀行が罰せられる可能性は低いが、「ある時点で、スプレッド縮小のために注文が大量に取り消され起債が失敗するという事態が起こるだろう」と話した。

原題:Bond Investors Fume at Price Talk Some Call ‘Bait and Switch’(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Harry Wilson, Liam Vaughan, Donal Griffin

最終更新:11/19(火) 9:34
Bloomberg

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