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円高?円安?2020年の為替動向を読む--ドル/円を動かす3大要素とは

11/19(火) 10:11配信

ZDNet Japan

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

日米金利差・購買力平価から判断した理論値は1ドル=110円
ドル/円を動かす3大要素、一番重要なのは「日米金利差」
2018年1月以降の、ドル/円の動きを振り返り
米長期金利の動きが、ドル/円に一番大きな影響を与えてきた
日米金利差(2年金利)で動く、ドル/円為替レート
為替は今後、円高・円安どちらへ進むか

 これら6点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日米金利差・購買力平価から判断した理論値は1ドル=110円

 最初に結論から述べる。筆者は、ドル/円の理論値は、現在1ドル=110円と考えている。詳しい説明は割愛するが、日米金利差・購買力平価から計算している。

 実際のドル/円レートが今1ドル=108円台であるから、理論値と大変近いところにある。これは極めて珍しいことだ。為替レートは通常、理論値を無視して、短期的な需給や材料に反応して大きく動く。理論値からどんどん離れていくこともよくある。ただし、長期的にはおおむね理論値プラスマイナス20円くらいの範囲で動いている。

 今回は、ドル/円為替レートを動かす要因、ドル/円の理論値(フェアバリュー)について、筆者の考えを解説する。

ドル/円を動かす3大要素、一番重要なのは「日米金利差」

 為替を動かす要因は無数にあるが、今ホットで重要度の高いものに絞れば、3つある。

(1)日米金利差

 ドル金利が上昇し、日米金利差が拡大すると、円安(ドル高)になる。
 ドル金利が低下し、日米金利差が縮小すると、円高(ドル安)になる。

(2)世界的な株高・株安

 世界経済に不安が広がり、世界的な株安が起こると、安全資産として「円」が買われる。これを、「リスクオフの円高」と呼ぶ。不安が緩和し、世界的な株高が起こると、金利の低い「円」は売られる。「リスクオンの円安」と言われる。

(3)政治圧力

 米国政府筋から、円安を非難する発言が増えると、円高(ドル安)が進む。
 米国政府が、円安を容認している間は、円安(ドル高)が進みやすくなる。

最終更新:11/19(火) 10:11
ZDNet Japan

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