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阿蘇支える復興ナース 人手不足の現状訴え 熊本県看護協会 熊本地震

11/20(水) 10:53配信

熊本日日新聞

 熊本県看護協会は19日、熊本地震の影響で看護職不足が続く阿蘇地域で、医療のあり方を住民と一緒に考える研修会を阿蘇市の阿蘇プラザホテルで開いた。約70人が参加し、看護師確保の取り組みなど課題や現状を報告した。

 阿蘇地域6病院では、地震による交通事情の悪化で人手不足が深刻化。同協会と県は2017年に全国から看護職を募る「くまもと復興応援ナース」制度をスタートさせ、64人が就業し、うち4人は県内への定住につながったという。昨年は病院や市町村などの連携組織も発足している。

 研修会では、県ナースセンター職員がアンケートなどを基に、管理職研修やセカンドキャリアの働き方支援などの取り組みを紹介。復興応援ナースを経て県内に定住した看護職員の講話や、阿蘇医療センターの甲斐豊院長による講演もあった。

 県看護協会の嶋田晶子会長は「安心できる地域医療を守るためにも、まずは現状や問題意識を住民と共有したい」。参加した井野やす子さん(72)=阿蘇市=は「病院や職員の熱意が伝わった。住民の声が直接届く場は大事だと思う」と話した。(中尾有希)

(2019年11月20日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:11/20(水) 10:53
熊本日日新聞

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