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近鉄80000系「ひのとり」名阪特急の新型車両を報道公開、写真113枚

11/20(水) 12:11配信

マイナビニュース

近畿日本鉄道は19日、名阪特急の新型車両80000系「ひのとり」の報道関係者向け車両内覧会を実施した。2020年3月14日から運行開始し、大阪難波~近鉄名古屋間を中心に、大阪難波~近鉄奈良間の一部の特急列車でも運用予定となっている。

【写真】先頭車の車体側面に「ひのとり」のロゴマークを掲出。乗降扉の上部に「PREMIUM SEATS」と記された

今回公開された新型車両80000系の第1編成は6両編成で、1号車から「80601」「80501」「80401」「80301」「80201」「80101」。近畿車輌により製造され、10月25日未明から順次、近鉄高安車庫へトレーラーで陸送された。

車両名称の「ひのとり」は、新型車両80000系の先進的でスピード感のある車体フォルム、深い艶感のあるメタリックレッドといった外観デザインに加え、ゆったりとした空間や上質なサービスを提供する気品ある車両であることを表現するため、翼を大きく広げて飛翔する「ひのとり」のイメージを重ね合わせ、命名された。ロゴマークも新たに作成され、先頭車の車体側面に片側2カ所ずつ掲出されている。

11月19日の車両内覧会では、車両外観に加え、車内の座席や各設備も公開された。新型車両80000系「ひのとり」では、先頭車(6両編成の1・6号車、8両編成の1・8号車)をプレミアム車両、中間車(6両編成の2~5号車、8両編成の2~7号車)をレギュラー車両とし、全席にバックシェルを設置するなど、より快適に乗車できることをめざし、「くつろぎのアップグレード」をコンセプトに車内の居住性を大幅に向上させている。

プレミアム車両は全席3列(2列+1列)シートで、本革を使用したプレミアムシートを配置した。手もとのボタンで操作できる電動リクライニングと伸縮式の電動レッグレスト、高さ・角度調整機能付きのヘッドレストを備え、座席の前後間隔は鉄道で日本最大級という130cm。バックシェルも設置するため、後部座席の乗客に気兼ねなくリクライニングできる。着席時、左側の肘掛に収納式の大型テーブル、右側の肘掛付近にカップホルダーとしても使用できる小型テーブルを用意し、コンセントや読書灯も設置した。


ハイデッカー構造による高いアイポイント、大型ガラスによって広がる眺望もプレミアム車両の特徴。天井間接照明はフルカラーLEDを使用し、上質な照明演出を行う。連結部側のデッキ部にカフェスポットを設け、コーヒーサーバーなどを用意。プレミアム車両では横揺れを低減する電動式フルアクティブサスペンションを採用した。

レギュラー車両は横4列(2列+2列)のレギュラーシートを配置し、座席の前後間隔は116cm(レギュラー車両としては近鉄最大)。明るく調和の取れたインテリアデザインとしている。レギュラーシートも全席バックシェルを採用し、後部座席の乗客が利用できる大型テーブルと荷物フック(2カ所)、高さ調節機能付きのフットレストも設置した。2人掛けの座席間に小型のテーブルを設け、全席にコンセントも。サービス設備として、一部車両のデッキ部に多目的な用途で利用できるベンチスペースを設置している。

車内液晶ディスプレイは客室両端の上部に2画面設け、行先・停車駅案内や乗換案内などを4カ国語で情報提供。ダイヤが乱れた場合などを含むリアルタイムの列車運行情報も提供する。無料Wi-Fiサービスの提供に加え、大型の荷物を収容できるロッカー等の荷物置場を各車両に配置するなど、インバウンド対応のさらなる強化も図る。

トイレには温水洗浄便座やベビーチェアを設置(男性用を除く)。多目的トイレには着替え可能なチェンジングボードやベビーベッド、オストメイト対応設備を配備した。客室・デッキ・大型荷物置場に防犯カメラを設置し、すべての客室に空気清浄機「ナノイー」を搭載。安全性向上と車内環境の向上にも努めた。

来年3月の運行開始後は6両編成の「ひのとり」3編成を使用し、大阪難波発6本・近鉄名古屋発6本の列車で運行予定。2020年度中に全11編成72両(6両編成×8編成、8両編成×3編成)を導入し、大阪難波駅・近鉄名古屋駅を毎時0分に発車する列車をはじめ、停車駅の少ない名阪特急をすべて「ひのとり」で運行するとのこと。運賃・特別急行料金の他に特別車両料金を設定しており、大阪難波~近鉄名古屋間で「ひのとり」に乗車した場合、合計金額はプレミアム車両が5,240円、レギュラー車両が4,540円となる。

上新大介

最終更新:11/20(水) 12:11
マイナビニュース

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