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EV時代の911となるか。ポルシェ「タイカン」が日本デビュー

11/20(水) 20:30配信

ギズモード・ジャパン

プレイバックよろしく、緑の中を走り抜けてみたいもんですなあ。

ハイブリッドにチカラをいれていたポルシェですが、ついにEVの世界でも強烈な存在感を放とうとしています。そう。100%ピュアなEV「タイカン」が日本でもお披露目されたのです。

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アイコニックな4灯LEDのヘッドライト、ボリューミーなフェンダー、なだらかな稜線を描くルーフ、一文字なテールライト、水平基調なアウトラインなどなど、発表会で言及していたようにタイカンのデザインはポルシェ911に通じるところがあります。4ドアサルーンなのにパナメーラではなく、ポルシェのイメージリーダーである911寄りにしてきたのは、タイカンはスポーツカーであるという決意表明なのでしょう。

リアにエンジンがないから、広大なラゲッジスペースがありますけどね。

分割可倒式リアシートを倒せば、車中泊もできちゃうかもと思えるくらい広いんですけどね。

広いといえば、運転席はタイトだけど、助手席と後部座席は広さを感じられるもの。特に後部座席の足元が広いことにびっくりした。エマージェンシー用じゃなくて、大人でも居心地がいいと思えちゃう。

こんなにもユーザビリティの高いスポーツカー。そうそうないのでは。

コックピットは初代911のインテリアを現代的に解釈したもの。とのこと。

丸形メーター部は5連ではなく3連となっていますが、ハンドルをしっかりと握り、視線を道路の先に見据えてながらも素早く的確に情報を得られるデザインであるのは確か…。とおとなしめに書いてみましたが、なんですかこのディスプレイの多さは! 助手席の前にあるものを含めると4画面!

エアコンのコントロール用ですが、後部座席側のディスプレイも入れたら5枚ですよ!

テスラのように超おっきなディスプレイ1枚に情報を集約させる手法は、自律運転時代を感じさせるものでした。対してこのタイカンは、オーナーが楽しみながら運転に専念できるドライバーズカーの最新形態を見るかのようじゃないですか。デザインアプローチの違いが面白いですよね。

なおフロント部に赤外線カメラが組み込まれており、メインディスプレイにカメラの映像を表示できます。夜道でも前方の安全確認をしっかりと行える仕様です。

日本に導入されるラインナップはタイカン4S、タイカンターボ、タイカンターボSの3種。

ベーシックモデルのタイカン4Sは390kW/530PSで、0-100km/h加速は4.0秒。航続距離は333~407kmです。

タイカンターボは500kW/680PS・0-100km/h加速は3.2秒、タイカンターボSは560kW/761PS・0-100km/h加速は2.8秒ですが、いずれもモデルS P100D(テスラ)の2.7秒にはかなわず。といっても2.8秒も凄まじく速いんですけどね。GT-Rニスモ(日産)、アヴェンタドールSVJ(ランボルギーニ)といったハイエンドカーと同等なのですから。

でもこのスペックはあくまでなおローンチ時のスペック。タイカンってあとからDLCを買うかのごとく、オンラインで機能性能をアップグレードできるクルマなんですよ。より猛烈ダッシュをキメられるモードは有料課金でゲットできるようになるんでしょうね(まずはパワーステアリングの機能から)。

あとオンライン接続機能で面白いのが、Apple Musicに対応しているところ。スマホを持たずにドライブしても、いつでも音楽に浸れます。

充電ソケットは左右のフェンダー部に備わります。タッチすると自動的にドアがオープンするようになっているのがかっこいい。

充電時間の短縮にもチャレンジ。なんと150kWのチャージャーを開発し、10分で100kmが走行可能な電力をチャージ可能です。熱によるバッテリーの劣化を抑えるべく、バッテリーの温度によって給電をつぶさにコントロールできるみたい。

ブレーキのシステムもポルシェ流です。アクセルペダルを離したときは惰性でそのまま走り続け、ブレーキペダルを踏んだときだけ急減速・バッテリー回生が行なわれます。バッテリーマネージメントよりも、ドライビングプレジャーを感じさせてくれるエモさを大事にしていることがわかりますね。

気になるお値段は未公開。海外での販売価格を考えると、ベーシックなタイカン4Sでも1000万円をかるーく超えていくでしょう。タイカンターボSは2000万円超えでしょうね...。

でも世界最強クラスの動力性能と、大人4人が乗ってリラックスできる居住性の高さを両立しているクルマはコイツが初めてかもしれません。そう思うとタイカンの存在意義はとても大きいのでは。

Source: ポルシェ

武者良太

最終更新:11/20(水) 20:30
ギズモード・ジャパン

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